米アマゾンは今年1月末から、米国など一部の国や地域で動画ストリーミングサービス「プライム・ビデオ」に広告を導入しています。非表示にするためには、米国では月額2.99ドルの有料オプションを購入する必要があります。
そして新たに、広告付きプランの場合はDolby AtmosとDolby Visionも利用できなくなることが明らかになりました。
これは、ドイツのテック系ニュースサイト4KFilmeが発見したことです。ソニー、LG、サムスンのスマートテレビにて、Dolby AtmosとDolby Visionのオプションが表示されないと確認しています。
アマゾンの広報担当者はテックメディアThe Vergeに対して、これが意図的な変更だと回答。「Dolby VisionとDolby Atmosの機能は広告なしオプションで、関連タイトルでのみ利用可能です」と述べています。
なお4KFilmeによれば、アマゾンの公式な通知でも、追加オプション選択時にも、Dolby AtmosとDolby Visionに追加料金の支払が必要だと示す兆しはなかったそうです。
アマゾンは昨年秋、プライム・ビデオに広告を導入する計画を発表。2024年初めに米国、英国、ドイツ、カナダで実施済みであり、その後フランス、イタリア、スペイン、メキシコ、オーストラリアでも広告を入れると予告しています。
今のところ日本に関する言及はありませんが、今後の動向を見守りたいところです。