SNSのつぶやきが商品になる!? ビックカメラが新オリジナルブランド戦略を発表

ink_pen 2026/3/3
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SNSのつぶやきが商品になる!? ビックカメラが新オリジナルブランド戦略を発表
GetNavi web編集部
げっとなびうぇぶへんしゅうぶ
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ビックカメラは2月26日、都内で新オリジナルブランド記者発表会を開催しました。店頭の声だけでなく、SNSで拾ったニーズを積極的に拾い上げ、ユーザーの「こういうものが欲しい」を実現する取り組みです。

オリジナルブランドで売上高1000億円を目指す

発表会の冒頭、ビックカメラの秋保徹社長は新オリジナルブランド始動の背景について、次のように語りました。

「ネット通販はレコメンデーションなどのテクノロジーがショッピングを効率化した反面、買い物が予定調和に陥りやすい時代になっています。当社は、買い物の喜びをもう一度捉え直したいと考えています。より便利な生活、豊かな生活を求める潜在的な欲求からくるニーズに応え、買い物の喜びを届けたい。ビックカメラに行けば欲しい物に出会えるという期待と信頼を作り、ビックカメラを買い物のレジャーランドへと進化させる未来を目指しています」

↑ビックカメラの秋保徹社長

新オリジナルブランドの名称は「ビックアイデア」。従来、ビックカメラではコスパの「オリジナルベーシック」、プラスアルファの付加価値を持つ「オリジナルセレクト」、デザイン・カラーにこだわった「ハッシュタグ」と、3つのプライベートブランドを展開してきましたが、今後はこれを「ビックアイデア」に統合するものです。

↑オリジナルブランドの認知向上のため、従来の3ブランドを「ビックアイデア」に統合

秋保社長は、「2030年までにオリジナルブランドの売り上げで1000億円を目指します。これはグループ売り上げの約1割を占める規模になります」としました。

↑2030年までにビックアイデアの売り上げを1000億円にする

『#つくってほしい』の投稿が商品開発につながる

ビックアイデアの商品コンセプトは「良いより、よくぞ」。ユーザーに「よくぞ!」と思ってもらえるアイデアを届けることとのこと。その「よくぞ」を持続的に生み出すために、物欲科学サイクルという独自フローを導入します。

↑ブランドコンセプトは「良いより、よくぞ」

「店舗スタッフたちが日々店頭で収集しているお客様の声や、商品開発チームにダイレクトに寄せられる要望をもとに商品を開発します。当社はこれまでも社内SNSで全スタッフのアイデアを吸い上げてきました。ビックアイデアではこの開かれた商品開発を強化します。専門販売員の中でも一握りの精鋭たちであるマイスターを商品開発に参画させます」(商品開発本部商品開発室の有末航太朗室長)

↑商品開発本部商品開発室の有末航太朗室長

現在、マイスターは全国の店舗に約300人存在しています。彼らの知見を本格的に商品開発に活かしていく考えです。さらに、ユーザーの欲望をダイレクトに受け止める「欲の窓口」も開設しました。

↑全国の店舗に所属する300人のマイスターが商品開発に参画。なお、ビックアイデアはブランドロゴ「Bフレーム」とともに展開する

「こんな商品があったらいいのに、こういう機能がほしいなど、みなさんの欲を『#つくってほしい』をつけてSNSに投稿してください。ビックカメラのスタッフが拾い上げ、場合によっては投稿者にダイレクトメッセージを送って共同開発のオファーをするかもしれません」(同)

ユーザーとともに欲望を科学して形にしていく。ビックアイデアを、そんなブランドに育てていきたいとしています。

今後、仕事や学校帰りに店舗に立ち寄ったときに手に取りやすく、買いやすい製品を中心に、シーズンごとに新製品を投入していく計画です。家電・非家電の比率は半々ぐらいになるとのこと。もちろん、洗濯機や冷蔵庫などの配送が必要な大型製品も開発していく意向です。

第1弾はおしゃれなドライヤーや乾燥機用のタオルなど

今回、マイスターたちが店頭で集めたリアルな顧客の声を反映したビックアイデア第1弾が披露されました。

↑ビックアイデア第1弾

まずは、美容家電の第1弾としてブラシレスDCモーター搭載のドライヤー「Karen Bloom Flow Dryer」(9980円、税込)を発売。軽量で持ちやすく、デザイン性とやさしいカラーが特長。持ち手部分の根元にループを取り付け、フックにぶらさげられるようにもしました。ドライヤーの置き場所に困っているという声を受け、使い終わったらしまわずに出しっぱなしにできるデザインにしたものです。

↑デザイン性の高さにより、収納せずに出しっぱなしにできるドライヤー。3月14日にオープンする池袋西口IT tower店で先行発売

ユニークなのが、「ためのタオルシリーズ」。家電量販店なのにタオル?と不思議に思うかもしれませんが、ビックカメラは以前からふとんなどの寝具も取り扱っており、非家電製品の販売にも力を入れています。ためのタオルは、速乾性を追求した「洗濯物を干す人のためのタオル」(フェイスタオル480円/バスタオル1280円、税込)、高耐久設計の「乾燥機を使う人のためのタオル」(同480円/同1280円、税込)、摩擦軽減が特長の「髪をいたわる人のためのタオル」(1180円、税込)の3製品をラインアップしています。

↑ためのタオルシリーズも3月14日に池袋新店で先行発売

ためのタオルシリーズは「タオル研究所」で知られる伊澤タオルとの共同開発によって生まれましたが、ビックカメラでは今後、他のメーカーやブランド、IPコンテンツ(アニメのキャラクターなどの知的財産権で保護された創作物)などさまざまなパートナーとの共創によってもビックアイデアを開発していく考え。

小型製品だけでなく、据え置き型の家電製品も発売します。5月発売予定のスポットクーラーは、インバーター搭載により、静音で省エネ、それでいてハイパワーなモデル。1台で12畳相当の部屋全体を冷やすことができ、洗面所だけでなく居室にも使えます。キャスター付きで価格は6万9800円(税込)、5月の発売を予定しています。

↑左がインバーター搭載スポットクーラー。右はインバーター非搭載モデル

このほかにもヘアアイロンやハンディファン、PCスタンドなど多数の製品を取りそろえていますが、これらは3月14日に新規オープンするビックカメラ池袋西口IT tower店にブランドブースを設置し、先行販売します。その後、4月からはビックカメラ全店を含むグループ店舗での販売を一斉に開始する計画。

↑3月14日にオープンする池袋西口IT tower店ではビックアイデアコーナーを設置する

この後、タレントの朝日奈央さんと堀内健さんが登場し、家電を買う時のこだわりポイントや、商品化してほしいものなど、楽しいトークで会場を盛り上げました。

↑朝日奈央さん、堀内健さんと秋保社長および有末室長

ビックカメラ
ビックアイデアブランドページ

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