監修のタオルソムリエ「できちゃった」。ふっわふわに「タオルが育つ」洗濯乾燥機がスゴイ

ink_pen 2019/11/28
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監修のタオルソムリエ「できちゃった」。ふっわふわに「タオルが育つ」洗濯乾燥機がスゴイ
近藤 克己
こんどうかつみ
近藤 克己

1966年生まれ、福島県出身。大学では考古学を専攻。主に生活家電を中心に執筆活動する家電&デジタルライター。レビューや検証記事では、オジさん目線を大切にしている。得意分野は家電流通・家電量販店。趣味は、ゴルフ、ギター、山登り、アニメ、漫画、歴史、猫。

1日最大1000枚のタオルの洗濯・乾燥を繰り返して達人のワザを再現

このタオルソムリエの技をドラム式洗濯乾燥機で再現するため、パナソニックは2018年2月からプロジェクトを始動し、阿部社長監修のもとで1000通りの洗濯・乾燥パターンを実験してきました。多い日では1日に1000枚ものタオルの洗濯・乾燥を繰り返したそうです。

↑パナソニックと阿部社長による共同開発風景。1日1000枚、1000パターンの洗濯・乾燥を試しました

 

こうしてできたタオル専用コースの工程は、先述のタオルを育てるポイントを踏襲。まず、洗濯時は上から大量のシャワーをかけることで水量を増やしながらドラムの回転を制御して優しく洗います。このとき、柔軟剤の投入は自動でオフ。そして乾燥行程前にパイル起こし行程として風を送りながら優しく回転。最後に、温風をしっかり当ててパイルを膨らませながら乾燥し、適度な水分を残しつつ終了します。このときの乾燥率は阿部社長が指で触った感触で測っていき、微妙な調整をしたとこのこと。まさに、専門家の神ワザが乗り移った洗濯機というわけなのです。

↑試行錯誤の結果、完成した「タオル専用コース」。ソムリエの技をしっかりと再現しています

 

阿部社長いわく、「最初にドラム式で洗われるタオルを見たときは、率直に、『酷いな、タオルがかわいそうだな』と感じました。『タオルソムリエが長年の経験で培った絶妙な乾燥具合の再現が難しいだろうな』と思っていたけど、できちゃった。ぜひ、専用コースで洗ったタオルの高い吸水性とふっくらした感触を味わってほしい」と、その仕上がりにお墨付きを与えていました。実際に触ってみると確かにふかふか、ふわふわで、ずっと顔をうずめていたいくらいです。

↑阿部社長のパイル起こしと比べると、「NA-VX900A」のパイル起こし後のタオルのパイルはほぼ同じ状態

 

↑おまかせコースと比べても、タオル専用コースのパイルの立ち方(右)は一目瞭然

 

↑左がタオル専用コースで洗濯・乾燥したタオル、右がおまかせコース。見た目でもふんわり感がまったく違います

 

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