2017年2月23日~26日にかけてパシフィコ横浜にて開催された“カメラの祭典”CP+2017。各社の最新カメラ&レンズが展示されたブースも大盛りあがりでしたが、快適な撮影を支えるカメラ用品も忘れてはいけません。ということで、今回は理想とするカメラバッグを探すべく、編集部のカメラ担当が会場のさまざまなブースを巡ってきました! 条件は、①普段使いもできる ②背負えるタイプ(バックパックタイプ)の2つ。いったいどんなバッグに出会えたのでしょうか?
1. 使うほどに馴染んでいく! フルグレインレザー製トラベラーバッグ
ONA
THE LEATHER CLIFTON
実売価格6万2208円
まず発見したのは、一見カメラバッグには見えないほどクラシックな雰囲気のこちらの製品。フルグレインレザー(牛革)製ということで、質感も上質です。最初はやや硬いかな、と感じましたが、スタッフの方によると「使えば使うほどその人に合わせて馴染んでいく」とのこと。
2. 街スナップにぴったり! 鮮やかな色合いのカジュアルバッグ
バンガード
VEO TRAVEL 41
実売価格8420円
続いては、今回発見したなかでもトップクラスにカジュアルなこちらのバッグ。580gと非常に軽量かつコンパクトなのが魅力です。そのぶん、本格的な機材を持ち運ぶのには不向きかもしれませんが、ミラーレスカメラと交換レンズ1、2本をもって街スナップに出かけるのにちょうどいい大きさだと感じました。
3. 上品さただよう英国調デザインが紳士的な上品さを醸し出す!
マンフロット
Windsor バックパック
実売価格1万9690円
パッと見た“上品さ”気になり手に取ったのがこちら。それもそのはず、グレーとブラウンレザーの英国調デザインでビジネスやカジュアルにも使えるようにと開発されたシリーズなのだそう。収納力も高く、70-200㎜ズームレンズを装着した状態の一眼レフカメラも無理なく収納できます。
4. 折り畳み式の仕切りで日常使いとの使い分けが簡単!
ロープロ
ストリートライン BP 250
実売価格2万6950円
こちらのバッグはカジュアルなキャンバス風生地を採用したデザインが好印象です。特徴的なのは、必要なときのみ広げて使える「フレックスポケット」。普段は折り畳んでおき、カメラ機材など保護が必要なものを収納する際だけ広げるといった臨機応変な使い方が可能です。
5. 細やかな気配りに満ちたこだわりバックパック
ピークデザイン
エブリデイ バックパック 30L
実売価格4万2050円
天面に両サイドを加えた3方向から機材にアクセスすることができる、機能性に優れたバックパック。そのほか、バッテリーやメモリーカード用の収納ポケットが多数備えられていたり、上部の蓋部分が荷物量に合わせて4段階で調節できたりと、随所に細かな工夫が凝らされています。
6. ぜひとも正式に発売してほしい参考出品バッグ
CULLMANN
STOCKHOLM デイパック
参考出品のため価格未定
エツミのブースで発見した前面のジッパーが特徴的なデザインのカメラバッグ。質感もよく収納スペースも豊富で気に入ったため、スタッフに価格を聞いたところ、なんと参考出品の製品でした。正式に製品化されるかどうかは未定とのことですが、ぜひとも発売してほしいものです。
【番外編】収納力ならカメラメーカー製のバッグも有力候補!
オリンパス
カメラバックパック CBG-12
実売価格4万2090円
普段使いに向いているかどうかはさておき、頻繁に本格的な撮影に行くなら収納力重視でカメラバッグを選ぶというのもアリです。こちらはオリンパスがOM-Dユーザーのために開発したというカメラバッグ。収納スペースなどが自社カメラに最適化されているという点がカメラメーカー製ならではの利点です。
今回、「普段使いも可能な」という条件で探してみましたが、現在のカメラバッグは一見してそれとわかるデザインのものは少なく、必要な収納力を備えつつもオシャレなものが多い印象でした。これは盗難防止の意味もあると思いますが、ユーザーの求めるものや使用シーンが変わってきているのかもしれませんね。