一眼レフなどのレンズ交換式カメラの醍醐味は、使用レンズによって写真表現が大きく変わることだ。とはいえ、どんなレンズが最適かつ高性能なのかがカメラ本体に比べてわかりにくく、レンズ選びはなかなか難しい。もちろん、使用するカメラのマウントによって使えるレンズは限られるし、どんな種類(広角、望遠、マクロ、高倍率ズームなど)のレンズが必要かも、撮影する被写体や撮りたいイメージによって大きく変わってくる。
さらに、交換レンズにはカメラメーカー純正品だけでなく、レンズメーカーの製品も数多く存在している。そこで今回は、10万円以下のレンズに絞って、筆者が“優秀だけどお買い得”と感じている10本をノミネート。特に優秀な5本については、実際に使用した感想をもとに順位付けした。今回は、第2位のレンズを発表!
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【第2位】シグマ 100~400mmF5-6.3 DG OS HSM|Contemporary
超望遠400mmをカバーする、同社が「ライト・バズーカ」と称するワンランク上の望遠ズームレンズ。焦点距離だけでなく、画質や操作性もハイレベルで重さが1160gと比較的軽量なのが魅力。
【機能・性能】小型で操作性が高く、描写力も抜群
フィルター径67㎜・重さ1160gのコンパクト設計。SLDガラス4枚の採用や、適切なパワー配置により、望遠系レンズに発生しやすい色収差を極限まで補正し、ズーム全域で優れた描写性能を実現した。スーパーマルチレイヤーコートの採用などで、逆光時でもフレアやゴーストの発生を抑えたハイコントラストな描写が得られる。ジャイロセンサーやアルゴリズムが進化した「手ブレ補正OSユニット」を搭載し、手ブレ補正効果も非常に優秀。直進ズーム操作が可能なほか、最新AFアルゴリズム採用の超音波モーターHSMでの高速で静かなAF駆動など、操作面も注目すべき点が多い。
【実写】高画質で超望遠が手軽に楽しめる
望遠ズームは、標準ズームに次ぐポピュラーな交換レンズだ。だが、スポーツや乗り物などの撮影では、70~300mmのような一般的な望遠ズームだと焦点距離が足りないと感じる場合も多く、超望遠域までカバーする製品が欲しくなる。しかし、野鳥撮影などで人気の150~600mmなどは、全長の長さなどがネックになり携帯性は悪くなる。その点、本製品は70~300mmを少し大きくした程度のサイズや重さに収まっているので、活用範囲はかなり広がる。しかも、一般的な70~300mmとはひと味違う、ワンランク上の高画質設計。その描写性能の良さも非常に魅力的といえる。
(次回に続く)