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2015/3/31 12:05

「四月は君の嘘」のカラフルな映像を存分に味わえるテレビはコレ!

鳥居一豊の「2次元にもっとハマるためのAV機器教室」 vol.2

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4月になってTV番組の改編期がやってきましたね。今期も話題の作品が目白押しで楽しみですが、3月末で終了した作品の印象がまだ頭に焼き付いている人も少なくないでしょう。筆者の個人的なベストは「四月は君の嘘」。コミックを原作としたピアニストを目指す少年少女たちの物語で、少々ほろ苦くもみずみずしい青春を描いています。この作品の面白いところはタイトルにある「嘘」で、それは最終回を見るとわかります。それを知ってから第1話から見直すと、物語の印象が大きく変わるので、2度見しても楽しめる作品です。BD/DVD版も2月末から発売が始まっていますから、ぜひとももう一度見直してみてはいかがでしょうか。

↑「四月は君の嘘」は、2月末からBDも発売開始。ファンなら完全限定版で揃えたい

カラフルな映像を味わうには、テレビの「色」も重要!

四月は君の嘘」は、ピアニストたちの物語ですから、その演奏シーンは大きな見どころです。鍵盤を叩く指の動きは実写を元に作画され、ピアノの内部に張られたピアノ線をハンマーが叩く様子まで精密に描かれています。それ以上に見どころと言えるのが、カラフルな色彩です。本作でも「カラフル」という言葉が象徴的に使われていますが、原作コミックは基本的にモノクロですから、特に印象的なフレーズでした。当然、アニメには色がついていますが、ただ色を塗ったという以上に色彩感豊かな映像に仕上がっていたことに感動しました。キャラクターたちの髪の色などはせいぜいが茶髪や金髪程度で派手な色彩を使っているわけではありません。しかし、肌の色、赤く染まった頬が実に鮮やか。そして、ここぞというシーンではイラスト風の止め絵を多用し、手描きのタッチと多彩な色を重ねて場面を盛り上げてくれました。

こんな鮮やかで色の豊かな映像がテレビでもきちんと再現できないと、作品に込めたメッセージも伝わりにくくなってしまいます。そこでオススメしたいのが、4Kテレビの東芝「レグザ 43J10X」(実売価格 23万円前後)です。4Kの高精細だけでなく、広色域技術を採用したものが増えてきています。本機は広色域表示を可能にした直下型LEDパネルを採用。明るく鮮やかな映像で豊かな色を再現できます。

ところで、ハイビジョン制作のアニメを4Kテレビで見る必要はないと思う人も少なくないでしょう。たしかにそれは間違ってはいませんが、「四月は君の嘘」のような質の高いTVアニメ、そして劇場公開作品などを4Kテレビで見ると、フルHDでは気付かなかった細かな描写に驚くことが少なくありません。とくに解像度が高まりより緻密かつスムーズになった色の再現が、アニメの映像をよりビビッドに感じさせてくれるのです。

そして、「四月は君の嘘」を、もっと感動的に味わいたいという人にはぴったりのテレビです。

↑43J10Xは、4Kテレビとしてはやや小さめのモデルだが、画質性能は非常に優秀。フルHDとの差も、十分に堪能できるだろう
↑超高性能BDレコーダーのDBR-M590。これさえあれば、番組の見逃しなどもう過去の話だ。至高のアニメ視聴環境を実現する。

全録機能「タイムシフトマシン」で4月からの新アニメも見逃さない!

筆者は基本的にアニメ番組をすべて視聴していますが、昔は番組改編期のたびに録画予約をしなおすのが大変でした。けれども、今はその手間は大幅に簡略化されています。なぜなら、BDレコーダーの高級モデルが持つ全録機能を使っているからです。自宅のレコーダーには、2週間ほどの主な放送局のテレビ番組が全て録画されており、予約の必要がありません。第1話を見逃して悔しい思いをしたことなんて、過去の記憶です。そんな全録レコーダーの注目モデルが、東芝の「レグザサーバー DBR-M590」(実売価格 19万円前後)。地デジ/BS/110度CSチューナーを9個搭載しており、最大9chの全録が可能です。これならば、関東圏でも地上波をすべてカバーできますし、BS放送などの追加もできます。BSや110度CS放送でアニメ専門チャンネルを契約している人ならば、そのチャンネルを全録できてしまうというのも魅力的に感じるはずです。

さらに、DBR-M590はよく見る番組や関連する番組を素早く表示する「ざんまいプレイ」に対応していますから、たっぷり蓄積した番組を快適に楽しめます。おまけに43J10Xとの組み合わせならば、「タイムシフトマシンリンク」を使って43J10Xからの操作でDBR-M590の録画番組を自由に視聴できます。もちろん、過去番組表の表示や「ざんまいプレイ」も43J10Xのリモコンで使えるのです。

 

ちなみに、全録にDBR-M590のチューナー9chすべてを使ったとしても、43J10Xと組み合わせて使えば、リアルタイムの放送視聴は43J10Xのチューナーで行えます。この組み合わせは、9chを録りながら、さらに別のアニメ番組を楽しむことができる、アニメファン向け最強コンビと言えるでしょう。

 

大量のアニメ新番組を予約不要で全録できて、しかもアニメモードや4K&広色域技術で画質もハイクオリティ。これはアニメ好きな人にとっては最高の組み合わせだと思います。

 

もっと手頃な価格でも、高画質と全録が手に入る!

唯一の難点は、ふたつを合わせると40万円オーバーという価格です。そこで、もう少し手頃な組み合わせも考えてみました。それがフルHDテレビ「レグザ 43J10」(実売価格 13万5000円前後)と、HDDレコーダー「レグザサーバー D-M430」(実売価格 4万5000円前後)です。43J10は型番が似ていてちょっとわかりにくいですが、43J10Xの機能はほぼそのままで、液晶パネルをフルHDとしたモデル。高輝度&高色域の全面直下LEDパネルもしっかりと採用しており、カラフルな映像をきちんと楽しめます。そして、D-M430は地デジチューナーを6個内蔵した「タイムシフトマシン」搭載レコーダー。BDドライブがなく、チューナーは地デジのみ最大6chとなりますが、アニメ番組の録画を目的とすれば十分でしょう。地デジの余ったチャンネルやBS/110度CS放送の録画は43J10の外付けHDDを使った録画機能でカバーできます。もちろん、「タイムシフトマシンリンク」にも対応しているので、43J10側からD-M430を操作して全録した番組を自在に楽しめるという点も同じ。機能的には多少差がつくものの、これでほぼ半額以下となると、こちらもかなり魅力的だと思います。

↑43J10は画質こそ43J10Xよりも落ちるが、全体的な性能は十分だ。予算と相談して選ぼう
↑価格が手頃なD-M430。地デジの録画だけならこれで十分だ

 

アニメの制作がデジタル化されてかなりの年月が経ちましたが、かつての絵の具で色を塗っていた時代に比べれば使える色の数は激増しました。塗り分けもグラデーションを使うなど色彩的な表現はかなりのレベルになっています。だからこそ、アニメをより深く楽しむならば「色」が大事です。さらに全録で余計な手間も簡略化し、思い切りアニメの世界にハマってほしいと思います。

 

【今回のキーアイテムリスト】

東芝

レグザ 43J10X

実売価格 23万円前後

全面直下型LEDと、IPS液晶パネルを搭載した4Kテレビ。IPS液晶による広い視野角と、全面直下型LEDによるハイコントラストを両立している。なお、この上位モデルとして、全録機能「タイムシフト」も内蔵したZ10Xシリーズもラインナップしている。

 

東芝

レグザサーバー DBR-M590

実売価格 19万円前後

「タイムシフトマシン」搭載のBDレコーダー。地デジ、BS、CSの9chを最大15日ぶんの番組を全録出来る。6TBのHDDを内蔵するが、USBHDDによる増設もでき、最大27日ぶんの全録が可能だ。

 

【バックナンバー】

Vol.1「ガルパンの世界にもっと入り込むためのAV機器とは?」

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