レンズレンタル5つの疑問
レンズや機材を借りる際は、故障や期限など気になることも多いですよね。そこで、今回取材したマップレンタルの清水さんに、機材を借りるときに気になる5つの疑問を聞いてみました。
お話を聞いた人/清水由香子さん
Q1. 万が一レンズを壊してしまったら?
機材が壊れたり、水没したりといった場合のために、レンタル代金の10%を必ず支払っていただく補償制度を設けています。ただし、5000円は免責となり、お支払いいただく必要があります。紛失など実機がない場合は補償できなくなりますので、壊れていても機材をお持ちいただくようにお願いいたします。
Q2. 海外旅行に持っていってもOK?
海外への持ち出し自体は禁止していませんが、当店の補償制度は国内のみ有効となります。そのため、海外でトラブルがあった場合、すべて実費となりますので、ご自身で別途、保険にご加入いただくことをおすすめします。
Q3. 返却期限に間に合わなかったら?
期間終了日時までにご連絡いただければ、ほかのご予約が入っていない場合は、貸し出しの延長が可能です。ご連絡いただけなかった場合は、レンタル料金の150%をご請求させていただきます。また、延長をお断りした機材の場合も、同額をご請求させていただきますのでご注意ください。
Q4 貸し出しているレンズのマウントは?
ニコン、キヤノン、ソニーのEマウントとマイクロフォーサーズのレンズをご用意しています。ただ、レンズの種類は、現時点ではニコンとキヤノンが多くなっています。ソニーとマイクロフォーサーズもご要望が多くなってきていますので、今後拡充していけたらと考えております。
Q5. 交換レンズを借りやすいタイミングは?
機材はできるだけ数多く用意するようにしておりますが、主に運動会シーズンは望遠レンズを中心に在庫がなくなってしまう場合が多くなっています。5月から9 月にかけては、オンシーズンとなりますので、早めのご予約をおすすめします。また、ご来店いただいて機材を選ぶといった場合は、金曜日や10時、12時、19時といった混雑時を避けていただいたほうが、スムーズにご対応できるかと思います。
【まとめ】カメラ専門店はレンズが豊富、かつレンズ以外もお得!
レンタルショップのなかでも、今回取材したマップレンタルのようにカメラ機材専門のショップは、交換レンズの種類や数が豊富。また、店頭で相談できるメリットもあり、多少割高でも安心して借りられます。長期間借りる場合は割引制度がある場合も多いでうが、1日ごとに加算されるので使う日にちを決めて、1~3日程度でのレンタルがおすすめです。
レンズのレンタルサービスは、メーカーが行っている場合もあります。現在のところ、オリンパス(オーナーズケアプラス)やパナソニック(LUMIXコンシェルジュサービス)などがレンズレンタルサービスを行っており、多くは有料サービスとなりますが、レンタルショップよりもさらに低価格で提供しているケースも多くあります。ただ、これらは、基本的にレンズを試してもらうためのサービスなので、自分の都合に合わせて機材を借りられるとは限りません。あくまで購入する前に試したいという場合に有効なサービスといえます。
今回は対象をレンズに絞りましたが、レンタルショップではカメラ本体やビデオカメラ、周辺機器なども借りることができます。とりあえず会員になっておいて、気になる機材があったら借りて使ってみて、必要な機材は別途購入するといった使い方もよさそう。ただし、マップレンタルも含めて、発売直後のカメラや高級機材は取引実績がないと貸してもらえない場合もあります。そのため、日ごろからレンタルショップと仲良くしておくと、より便利に使えるでしょう。
解説/吉森信哉 写真/河野弘道
協力/マップレンタル