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2018/10/4 20:15

アクションカメラに“質”をもたらした進化に驚愕! 「GoPro HERO7 Black」が手にした新機能の数々をレビュー

GoPro HEROシリーズとして7代目となる「GoPro HERO7」が9月27日、発売されました。歴代のGoProで培った技術はもちろん、自慢のGP1チップを進化させて映像処理性能を大幅に向上させているのが最大のポイントとなっています。ラインナップは上位モデルから順にBlack、Silver、Whiteの3タイプ。新たにより身近なWhiteが追加されています。ここでは最上位となるGoPro HERO7 Blackのレポートを、新機能をメインにお届けしたいと思います。

 

【今回紹介するアイテムはコレ!】

GoPro HERO7 Black
実売価格5万3460円

4K/60p、2.7K/120p、1080/240pでの撮影が可能なアクションカメラで、8倍のスローモーション撮影までもサポート。10mの防水性能にも対応。

 

ジンバルを使ったかのような驚異的な手ブレ補正「HyperSmooth」

GoPro HERO7 Blackで特に注目すべきは、新たに搭載された手ブレ補正機構「HyperSmooth」です。

 

これまでのGoProシリーズにも手ブレ補正は搭載されていましたが、補正能力には限界もあり、突然の揺れに対してはジンバルとの組み合わせが欠かせませんでした。たとえば、ランニングなどで走ると足が路面に着いたときに発生する上下方向へのブレはどうしても避けられません。それがこの「HyperSmooth」ならウソのように低減させることができるようになったのです。

 

次の動画は、「HyperSmooth」モードで歩きながら撮影。まるでジンバルを併用したかのような安定した動画が撮れました

 

簡単にハイライト動画が作れる「TimeWarp」機能は動画の新たな表現方法だ!

動画撮影機能のもう1つの目玉として新搭載されたのが「TimeWarp」機能です。この機能は従来でいうところのタイムラプスの一種ですが、定点観測で使うそれとは違って動きながら撮影することを想定しています。

 

次の動画はそのTimeWarp機能を使って撮影したもの。移動している時間を短縮できるので、ハイライトで見せるのにも役立ちます。

このように、A地点→B地点までの移動する際の区間をタイプラプス撮影し、短いハイライト動画として見せることができます。再生速度は2倍から30倍まで選択できるので、場面に応じた速度調整も可能。さらには手ブレ補正を動作させた状態で使えるの点も秀逸です。動画の新たな表現方法として注目の機能と言えるでしょう。

 

ライブストリーミングやセルフタイマーにも対応

そして、ライブストリーミングに初めて対応。これによって、SNSなどを通してリアルタイムの動画配信が可能となりました。そのほか、撮影が縦向きでも行えるようになったのもトピックです。

 

意外な進化としては、これまでGoProには非搭載だったセルフタイマーの搭載があります。操作もワンタッチで行えるので、気軽にセルフ撮影ができるようになりました。

↑新機能として追加されたセルフタイマーの設定画面。撮影画面でセルフタイマーのアイコンをタッチするだけでこの表示が出る

 

静止画でも不満ナシ! オートでも鮮明な仕上がりに

静止画撮影では「スーパーフォト」機能の追加が新たなトピックです。正直なところ、これまでのGoProシリーズの静止画は動画のおまけという感じで、あまりレベルが高いとは言えませんでした。特に強い光源が入ると白飛びが発生しがちで、夜間など撮影条件が悪くなるとノイズが目立ってしまっていて、個人的には静止画用の別のカメラとの併用が避けられませんでした。

 

それが、このスーパーフォト機能では、「HDR」「ローカル トーン マッピング」「ノイズ低減」の機能を有効活用してより鮮明な画像へと仕上げることを可能としました。しかもオートで撮影してこれら効果を発揮できるのです。もはやHERO7 Blackは、静止画を撮影するカメラとしても不満はないレベルまでクオリティが向上したと言っていいでしょう。

↑空を真っ青に再現すると同時に、お寺の日陰部分までも鮮明に映し出している。「スーパーフォト」機能がその効果をいかんなく発揮した1枚だ

 

↑フレアが出てしまうのを覚悟のうえであえて逆光で撮影。木々の緑も黒つぶれることなく、HDR効果が実感できる

 

↑日陰と日向の両極を1つの画面に入れて撮影。若干、日向の部分で白飛びが見られるものの、従来なら完全に破綻してしまっていたシーンだ

 

↑写真設定のメニュー。RAW撮影にも対応しており、HERO7 Blackがいかに静止画に自信を持っているかがうかがえる

 

↑夜間など暗いシーンで低ノイズ撮影するには、写真撮影設定で「夜間」を選ぶ。撮影モードがスローとなる

 

↑基本的に光学式ズームを装備しないGoProだが、電子ズームでの拡大は可能。ただし、運動会などで役立つほどの倍率はない

 

外観や操作性は従来機を踏襲。起動も速いのでチャンスを逃さない!

GoPro HERO7 Blackの外観は、従来モデルとおおよそ同じです。一目見て違いがわかるのはボディカラーぐらい。従来のグレー系だったカラーリングがほぼ黒に近いカラーリングとなりました。重量についてはなぜか1g軽量化されていますが、大きさは従来機とまったく同じ。よって、手にしただけでは従来機と全く違いがわかりません。

つまり、今回の進化はハード的なものはGP1チップの進化に特化し、それ以外のハード的スペックは基本的に踏襲されたと考えられます。しかし、それはバッテリーなど周辺機器もそのまま旧型のものが使えるというメリットも生み出しました。従来機種から使っていたユーザーにとってはうれしいポイントです。

 

使い勝手も従来機を踏襲したものとなっています。画面をタッチすると表示されるアイコンを操作する使いやすいもので、新機能もこのアイコンから設定できます。

↑画面を上から引き出すようにするとユーザー設定画面に切り替わる。音声でのコントロールや操作音、ロックボタンもここにある

 

↑従来機同様、音声でのコントロールに対応。撮影コマンドをはじめ、電源起動も音声操作で行える

 

画面が2インチと小さめなので、特に周辺部での反応がいまひとつに感じるときもありますが、画面を上下左右にフリックしながら使えるわかりやすさはなじみやすいでしょう。モニターの輝度も十分で、屋外でのモニタリングも問題なく行えました。一定時間過ぎると表示は消えてしまいますが、画面をタップすればすぐに復帰。起動も速いのでチャンスを逃さずにしっかり撮影できます

 

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