2019年のオーディオ・ビジュアル関係のヒットアイテムを予測してみると、ただ映像や音楽を楽しむというより、使用するシーンや目的が限られている製品が目立つようになりました。クラウドファンディング発のアイテムは、ヒット候補が目白押しの”宝の山”です。
【その1】環境ノイズを遮って自分だけの世界へ「睡眠用イヤホン」
ここ数年、快眠がテーマの生活家電や日用品が多数ヒット。ボーズのイヤープラグのように、オーディオ技術を生かして快眠をサポートするアイテムが次の目玉となりそうです。
ヒーリング音楽で雑音をマスキング
ボーズ
Bose noise-masking sleepbuds
実売価格3万2400円
ヒーリングサウンドを再生することで不快な環境ノイズをマスキングし、快適な睡眠をサポート。超小型軽量設計であることに加えて、3サイズのStayHear+Sleepチップを同梱するため、どんな形状の耳にもフィットします。
耳栓ではブロックできないイビキなどの低周波音を低減
QuietOn
QuietOn Sleep
149米ドル
アクティブノイズキャンセリング機能を搭載し、通常の耳栓ではブロックしきれない、いびき音などの低周波の騒音を低減します。装着したまま外部の音を聞きたいときは、ワンタッチで「ヒアリングモード」に切り替えられます。
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快眠アイテムはここ数年ヒット継続中
悟空のきもち
熟睡用たわし
1万584円
日本一予約が難しい頭ほぐし専門店「悟空のきもち」が、たわしからヒントを得て開発した快眠用枕。たわしの毛は、群馬県桐生市の職人が生産します。
レイコップ
ふとんコンディショナー
FCST-100
実売価格13万8240円
寝床内を快眠に適した33℃±1に保つ本体と、三層構造体「エアスペーサー」が入ったエアマットのセット。温度調整によりスムーズな入眠・起床を誘導します。
【その2】耳をふさがない快適さを実感できる「骨伝導ヘッドホン」
2018年は「耳をふさがない」イヤホンがスマッシュヒット。“ながら聴き”モデルが注目されました。同様に耳をふさがず、鼓膜に負担がかからない骨伝導ヘッドホンはブレイク必至。
スポーツにぴったりな骨伝導モデル
AfterShokz
TREKZ AIR
実売価格1万9310円
Bluetooth再生対応の耳かけ式ヘッドバンドタイプ。柔軟性と耐久性に優れたチタニウムバンドを採用します。IP55相当の防塵・防汗仕様のため、スポーツ中のリスニングにぴったりです。バッテリー駆動時間は約6時間。
手軽なクリップ型の骨伝導イヤホン
boco
EarsOpen
WR-3 CL-1001
実売価格1万584円
(骨伝導ヘッドホン・発売中)
耳の軟骨に押し当てるように耳たぶを挟み込んで装着するクリップ型を採用。スポーツや会話を楽しみながら音楽を聴けます。骨伝導デバイスとしては世界最高となる、40kHzまでの再生を実現しました。
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耳穴に挿さない“ながら聴き”がヒット
ambie
wireless earcuffs
実売価格1万2960円
イヤリングのように耳を挟んで装着する、ネックバンド型のワイヤレスイヤホン。耳穴に挿し込まないため、音楽再生中も周囲の音を聞き取り可能です。
【その3】動画ストリーミングを大画面で楽しめる「モバイルプロジェクター」
動画サービスの普及で、スマホがあればいつでも好きな映像を見られるようになりました。壁などに大画面で投射して楽しめる小型プロジェクターを、常に持ち歩く人が増えます。
持ち運びできる小型サイズながら最大200インチの大画面
CTJ
GoSho
3万9800円
最大200インチの画面を投影できるモバイルプロジェクター。解像度はHDながら、180ANSIルーメンと明るく、見やすい映像を実現します。HDMIとUSB端子を各1基備え、Bluetoothにも対応。バッテリーでの連続再生は3〜4時間。
【その4】自宅に眠るCDを再活用する機器が登場「CDリバイバル」
ストリーミング全盛の一方で、CDなどのフィジカルメディアを懐古する流れが生まれつつあります。「自宅に眠る膨大なCDを再発見」といったコンセプトの機器が続々と登場。
CDの音楽をワイヤレス再生で手軽に楽しめる
蔦屋家電
BCD
1万7064円
2019年2月発売予定
Bluetooth機能を搭載するCDプレーヤー。再生したCDの音楽をBT対応のヘッドホンやスピーカーにワイヤレスで飛ばして楽しめます。バッテリーを内蔵し、外出先でも使用可能。シンプルなデザインも魅力。
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アイ・オー・データ機器
CDレコ(CDRI-LU24IXA)
実売価格1万810円
PCを使わずにCDの音源を手軽にスマホへ取り込めるレコーダー。60分の音楽CDを約4〜6分で取り込めます。Android、iPhoneのいずれも対応し、USB Type-C端子を備えるスマホとも接続可能。
【その5】超小型サイズで3Dサウンドを満喫「ポケットシアターサウンド」
映画やゲームをスマホやタブレットで楽しむ際、コンテンツへの没入感が段違い。音の定位が重要な、流行のバトルロイヤルゲームなどにも最適です。価格が手ごろな点も魅力。
迫力のサラウンドサウンドで映画やゲームの臨場感アップ
XROUND Audio
XPUMP
実売価格1万2259円
PCやスマホなどの再生機とヘッドホン・スピーカーを中継して、迫力のバーチャルサラウンド音声で楽しめるデバイス。定位が明瞭になり、映画やゲームは臨場感たっぷりです。連続使用は約7時間で、充電しながらでも使えます。
【その6】高音質なハイレゾ音源が定額聴き放題に「ハイレゾストリーミング」
定額制サービス初のハイレゾ対応で期待が高まります。ですが、モバイルでは現在主流の「4G」では安定した配信が難しいため、「5G」の実用化をめどとしてスマホ向けに展開するといいます。
ソニー・ミュージックエンタテインメント
mora qualitas
月額2138円
2019年春スタート予定
ハイレゾを含む高音質音源を扱うサブスクリプションサービス。最大96kHz/24bitのハイレゾ音源と44.1kHz/16bitのCD音源を、FLAC形式でストリーミング配信します。まずWindowsとmacOSに対応し、将来はモバイルデバイスに対応する予定。