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2019/4/22 19:45

完全ワイヤレスデビューするなら――3つの◎を備えたオウルテック「Samu-SE03」がオススメ

オウルテックは、耳の小さな人でも快適に装着できる小型サイズの完全ワイヤレスイヤホン「Samu-SE03」のクラウドファンディングを5月24日までMakuakeで開催しています。こちらでは一般予定販売価格9980円の20%オフとなる7980円で商品を購入可能。製品は6月末までに発送される予定とのこと。カラーはブラックとホワイトの2色が用意されます。

↑オウルテック「Samu-SE03」(ブラック)

 

「Samu-SE03」は、人間工学に基づいた耳にフィットする形状の完全ワイヤレスイヤホン。その特徴は大きく3つあります。

1.耳の小さな人でもぴったり収まる小型軽量デザイン

2.装着中も操作しやすい2ボタン搭載

3.最大約24時間のロングバッテリー

この3つの特徴をひとつずつ説明していきましょう。

 

その1.耳の小さな人でもぴったり収まる「小型軽量デザイン」

最大の特徴は、とてもコンパクトなイヤホンサイズ。これまでの完全ワイヤレスイヤホンでは耳で収まりきらない、という女性の声を反映させ、イヤホン本体を小型化しています。左右のイヤホンの重さは、それぞれわずか3.9gという超軽量設計でなので、耳からこぼれ落ちにくく装着しても疲れにくい仕様になっています。

 

イヤホンを手に乗せてみるとコンパクトなサイズもそうですが、その軽さに驚きます。イヤホンのステム(茎)の部分には角度がついているので、耳に装着したらそのままゆっくり回転させて、自分の耳に合う角度を探してみましょう。

 

↑耳に入れたら回転させて自分に合う角度を探しましょう

 

特に秀逸と感じたのは、クラウドファンディングでの購入限定で付属する「低反発イヤーピース」。付属のシリコン製イヤーピースよりも柔らかく、耳栓のようにピタッと耳穴にフィットします。遮音性も高めてくれるので、車両の走行音が大きな地下鉄などでもノイズをカットして音楽に集中することが可能。一般販売時には付属しないとのことなので、ぜひクラウドファンディング開催中に購入して体験してみてほしいですね。

↑Makuakeでの購入限定で付属する「低反発イヤーピース」

 

↑シリコン製イヤーピース(左)とは形状も材質も異なる

 

2.完全ワイヤレスには珍しい「2ボタン」搭載

Samu-SE03は完全ワイヤレスイヤホンには珍しく、左右両方にそれぞれ2つのボタンを搭載しています。R側の突起がないボタンを1回押すとボリュームアップ、長押しで曲送り、L側の突起がないボタンを1回押すとボリュームダウン、長押しで曲戻し。L/Rいずれも突起がついているボタンは1回押すと一時停止/再生、長押しで音声アシスタントの呼び出し、すばやく2回押すと最後に電話をかけた先へリダイヤルとなります。

↑L/Rそれぞれにボタンを2つずつ搭載

 

従来の完全ワイヤレスイヤホンは、ほとんど左右各1個ずつしかボタンがなく、押す回数でどの操作を行うかを使い分けていましたが、筆者はこれになかなか慣れず、ボリュームを大きくしようとして曲を飛ばしてしまったり、曲を戻そうと思ってリダイヤルをしてしまい慌てて終話ボタンを探したりしていました。しかし、Samu-SE03はL/Rに機能が振り分けられており、さらに2つのボタンで役割がはっきり分かれているため、使い始めのうちでも操作を間違えることが少なく、かなり快適に使用することができました。ボタンが2つになるだけでこんなに使いやすくなるなんて……ぜひほかのメーカーさんも真似してほしいところです。

 

3.最大約24時間の「ロングバッテリー」

3つめの特徴はロングバッテリーです。一般的な完全ワイヤレスの使用時間はイヤホン単体で2~3時間、充電ケースに入れれば2~3回フル充電できるので合計10時間前後くらいですが、Samu-SE03はイヤホン単体で最大約4時間。充電ケースは最大6回フル充電が可能で、合計約24時間使用することができます。一般的な製品の2倍近く使える計算ですね。これだけのロングバッテリーなら、1週間はケースの充電をせずに通勤・通学で使えるはず。

 

充電ケースはバッテリーを多めに積んでいるためかやや大きめですが、シャツの胸ポケットなどに十分入るサイズ感。円筒状なのでポケットが変に膨らまず、見た目もすっきり収納できます。上部にはゴムのループを備えているので、カラビナやキーホルダーなどを付けておくとカバンの中でも見つけやすいですね。

 

音質は中~低音重視のウォームなサウンドで、ボーカルが前に出てくるのでロックやポップスを聴くのに最適です。特に、限定付属の低反発イヤーピースを装着すると、密閉性が増して低音をよりしっかり感じることができます。解像度はそれほど高くなく、ノリのよさを楽しむタイプです。

 

BluetoothコーデックはSBCとAACをサポートしており、iPhoneやiPadなどのiOS機器と組み合わせるとよいでしょう。音の遅延はYouTubeなどを見ているとそれほど気になりませんでしたが、タイミングがシビアな音ゲーなどをプレイするにはアプリ側で調整が必要になるかもしれません。

 

Samu-SE03は、特徴的な3つの機能と、バランスの取れた音質を備えた完全ワイヤレスイヤホンに仕上がっており、さらに限定の低反発イヤーピースまでついて7980円はかなりお買い得といえそう。イヤホン部はIPX4相当の防滴仕様なので、スポーツ時にも使えます。初めての完全ワイヤレスデビュー機にはもちろん、すでに完全ワイヤレスイヤホンを持っている人も、サブ機として購入してみてはいかがですか?