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2019/10/22 18:30

完成度の高いリトル「Z」! ニコン、新たなミラーレスカメラ「Z 50」&コンパクトな相棒レンズ2本を発表

ニコンからミラーレスカメラの新モデルとして、有効約2088万画素APS-Cサイズセンサー搭載(ニコンDXフォーマット)の「Z 50」が登場。製品名に「Z」を冠することからわかるとおり、昨年11月に発売された同社のフルサイズミラーレスカメラ「Z 7」「Z 6」と同じ「Zマウントシステム」を採用しています。対応するレンズ2本も同時に発表されました。

↑ニコン Z 50。2019年11月下旬予定で、参考価格は税込11万9900円(ボディ)。新レンズと組み合わせた16-50 VR レンズキット、ダブルズームキットも用意されています

 

小型ボディながらZ 7/Z 6の操作性や画づくりを踏襲

Z 50は、ニコン初のDXフォーマットミラーレスカメラ。Z 7/Z 6のエルゴノミクスデザインを踏襲しており、小型・軽量ながら高いホールド性やほぼ右手で完結する操作性などを実現しています。

↑グリップが深く、小型ながらしっかりとホールド可能

 

また、画像処理エンジンはZ 7/Z 6と同じ「EXPEED 6」を搭載。静止画撮影時には、APS-Cサイズセンサー搭載機としてはクラストップとなる最高常用感度ISO 51200を達成しています。ピクチャーコントロールでは「ミドルレンジシャープ」や「クイックシャープ」といった機能にも対応しており、「Z 7」「Z 6」同等の画づくりが可能としています。

 

フォーカスポイントは209点で、最大で撮像範囲の水平約87%、垂直約85%という広い範囲をカバー。DXフォーマットセンサーに最適化したアルゴリズムで、像面位相差AFとコントラストAFを自動的に切りかえてピントを合わせます。瞳AFに対応するほか、AF・AE追従での約11コマ/秒の高速連続撮影も可能。

↑画像モニター右端には、新たに「拡大」「縮小 / サムネイル / ヘルプ」「DISP」の「タッチキー」を搭載し、スマホ感覚で操作可能。背面モニターはチルト式で、下方に180°展開すれば自撮りも容易です

 

携行性に優れた2本のレンズも同時発表

Z 50とともに、「ニコン Z マウント」を採用したAPS-Cサイズミラーレスカメラ対応の、標準ズームレンズ「NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR」と望遠ズームレンズ「NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR」も発表されました。共通の仕様として、収納時のレンズ全長を大幅に短縮する沈胴機構が採用されており、高い携行性を実現。レンズの鏡筒には、MFへの切り替え、絞り値、ISO感度、露出補正などの機能を割り当てられる「コントロールリング」を搭載しています。

 

NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VRは、質量約135g、長さ約32 mmと非常に小型軽量で、小型ボディのZ 50との相性も抜群。使いやすい標準域の焦点距離をカバーし、風景からスナップ、そして最短撮影距離0.2mを活かした花のクローズアップまで、多様なシーンに対応します。4.5段の手ブレ補正にも対応します。

↑NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR。参考価格は税込4万700円

 

NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VRは望遠領域を広くカバーしており、ポートレートや遠くにある被写体の撮影に最適です。望遠レンズでありながら被写体に広角端で0.5mまで近づくことができるのも特徴。5.0段という高い手ブレ補正効果を実現しており、望遠撮影時に気になる手ブレを効果的に抑えることができます。

 

Z 50では、NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VRが付属する「Z 50 16-50 VR レンズキット」(参考価格/税込13万9810円)や、NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VRとNIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VRが付属する「Z 50 ダブルズームキット」(参考価格/税込16万9840円)も用意されています。