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2021/7/8 18:05

ソニーのネックバンドスピーカー「SRS-NB10」は“音声”に特化したサウンドで聴きやすい

ソニーは、耳を塞がず音楽やテレビの音声を聴けるワイヤレスネックバンドスピーカー「SRS-NB10」を7月30日に発売します。カラーはチャコールグレーとホワイトの2色。実売予想価格は1万5000円前後(税込)。

↑「SRS-NB10」

 

「SRS-NB10」は、肩に乗せて使用するネックバンドタイプなので、イヤホンやヘッドホンのように耳を塞がず音楽やテレビ音声を楽しめることが特徴。テレワークをしながら音楽を聴いたり、家事をしながらテレビの音声を耳元で再生したり、様々なシーンで使用できます。

↑肩に乗せて使用するネックバンド型

 

本体には独自に開発されたフルレンジスピーカーユニットとパッシブラジエーターを搭載しており、低域から高域までバランスのとれたサウンドを再生します。また、スピーカーユニットを上向きに配置することで、ボリュームを大きくすることなく、快適な音量で音声や音楽を聴けます。

↑裏側にはパッシブラジエータを備えています

 

さらに、2つの高性能マイクと高度な音声信号処理を行う「高精度ボイスピックアップテクノロジー」により、自分の声を正確に拾ってクリアな音質で相手に届けます。スマホでのハンズフリー通話やオンライン会議などにも最適です。

 

本体には、音量ボタンや再生/通話ボタンを備えるほか、オンライン会議などで便利なマイクミュートボタンを搭載。ボタンひとつでマイクのON/OFFを切り替えられます。また、マイクOFF時は7秒間隔で小さな通知音が鳴るので、マイクのON/OFFを音だけで確認できます。

↑右側にマイクミュートボタンを搭載しています

 

軽量設計の軽快な装着感に加えて、約20時間の連続使用が可能な長時間バッテリーを搭載し、一日中快適に使用することができます。また、キッチンでも気兼ねなく使えるIPX4の防滴仕様となっています。充電端子はUSB Type-C。BluetoothコーデックはSBCとAACをサポートしています。

 

Editor’s Eye

ソニーでは、映画やゲームの音声を迫力の重低音と振動で楽しめるネックバンドスピーカー「SRS-WS1」をラインナップしていますが、WS1が臨場感のある音を楽しむ用途であるのに対し、NB10はよりカジュアルにテレビ番組の音声を聴いたり、通話やオンライン会議などで音声コミュニケーションしたりといった用途を主眼に置いており、住み分けがされています。

 

また、WS1は専用のワイヤレス送信機とセットとなっていましたが、NB10は汎用性の高いBluetooth接続なので、テレビだけでなくスマホやPCなどと組み合わせて使える点もポイント。

 

NB10の音質は、ニュース番組のアナウンサーの声やドラマのセリフを聴き取りやすくすることを第一に考えてチューニングされているのか、人間の声の音域がとても聴きやすいです。テレビの音が聴こえにくいと感じている高齢者の方にもオススメですね。その反面、低域の迫力や高域の伸びなどはあまり感じられず、映画やゲームをリッチなサウンドで楽しみたいならSRS-WS1の方がよいでしょう。

 

ウリである内蔵マイクの性能は高く、声をしっかり拾ってノイズの少ないクリアな品質で伝送してくれます。また、マイクミュート時の通知音も、会話を妨げない程度の音量で鳴るので、ずっとOFFにしていても気になりませんでした。長時間使っていても疲れにくいので、オンライン会議用に購入するのもアリですね。

 

↑SRS-WS1

 

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