ハイレゾ対応スピーカーの音質に驚き!
富士通
FMV ESPRIMO FH77/UD
実売価格20万7960円
一般的にハイレゾ音源を楽しむためには、PCに加えてDAC(デジタル信号をアナログ信号に変換する機器)やアンプ、スピーカーが必要となります。これがPCオーディオのハードルの高さのひとつですが、今回ご紹介する「ESPRIMO FH77/UD」は、これらすべてをカバー。特にスピーカーはパイオニアと共同開発した本格仕様です。
今回、「ESPRIMO FH77/UD」の試用では、新OS「Windows10」の提供開始後だったため、電源を入れてすぐにアップグレードが行えました。「Windows10」に付随する「Windows Media Player」は、従来は設定が面倒だったFLAC形式の再生に対応。アップグレード後、レッド・ツェッペリンの「祭典の日(奇跡のライヴ)」(FLAC形式)を再生してみましたが、まず、ドラム、ベースといった低音の力強さに驚かされました。ギターやボーカルといった高音域は小音量でも粒立ちが良く、非常に聴きやすい印象。PC内蔵スピーカーのレベルを大きく超えており、本機だけでハイレゾ音源を十分堪能できることが実感できました。また、BD再生に対応し、ライブ映像なども高音質で楽しめる点も魅力です。
さらに、レコーダーとしての機能も優秀で、「ESPEIMO FH77/UD」は、音良し、映像良しの極上エンタメPCといえます!
ハイレゾ対応スピーカーが表現力豊かなサウンドを再生
ツイーターの振動板を支える部分に磁性流体(液体状素材)を採用。不要な振動を抑え、高音域をクリアに再生します。このスピーカーは電源オフ時にポータブルプレーヤーの外部スピーカーとして使えるのもうれしいところ。
スピーカーメッシュは金属製を採用しています。音がこもりにくく、抜けを向上させる効果があります。
大容量BDXL記録に対応しレコーダーとしても優秀!
地デジ/BS/CSの3波チューナーを搭載し、番組録画が可能。BDドライブは1枚100GBの大容量規格BDXLに対応し、録り貯めた番組をまとめて保存可能です。録画番組を外出先でスマホなどから視聴できる機能も便利。
従来のBD(25GB)4枚分の容量を誇るBDXLに対応。約153時間分の番組を1枚に保存できます。
USB 3.0やSDカードなどよく使うスロットを前面に配置!
利用頻度の高い電源ボタン(他社では背面にある機種もあります)、USB 3.0、SDカードスロットを前面に配置。デジカメ写真を取り込んだり、ハイレゾ音源をポータブルプレーヤーにコピーしたりといった操作がスムーズに行えます。
SDカードスロットを前面に装備。アダプタを介することでmicroSDカードのデータもやり取りできます。
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結論!
1台でハイレゾ音源を楽しめるなどエンタメ機能が非常に充実。筐体がコンパクトなだけでなく、他の機器が不要という点でも省スペースに貢献してくれます。基本性能が高く、サクサク操作できる点も好印象。
狭額縁化を追求したコンパクトな筐体で、23型の大画面を実現。奥行はわずか15.8㎝と省スペース設計です。パイオニアと共同開発したハイレゾ対応BOXスピーカーは、高音域用のツイーターを内蔵し、幅広い音域を高音質で再生できます。
SPEC
●CPU:Core i7-4712MQ(2.30~3.30GHz)
●ストレージ:2TB HDD
●画面:23型ワイド(1920×1080ドット)
●サイズ/質量:W544×H418×D158mm/約7.2kg