いよいよ10月13日に発売を控えたPlayStation VRを筆頭に、今年はVRデバイスの発売が目白押し。先日開催された東京ゲームショウ2016でも、VRコンテンツが話題の中心だったのを覚えている読者も多いでしょう。
しかしながら、VRで盛り上がっているのはゲーム業界だけではありません。VRコンテンツを自作するのにも利用できる、360°の動画撮影が可能な全天球・全天周カメラにも注目が集まっているのです! たとえば、旅行やスポーツなどの思い出の映像を記録しておけば、VRヘッドセットを使ってその場にいなかった人でもその出来事を体験できる、といった使い方も可能に。そこで今回は、360°の動画撮影が可能なカメラ3機種をご紹介します。
アクションカム的に使える全天球カメラ
サムスン電子
Gear 360
実売価格4万9550円
前後2つのカメラ・レンズを搭載することで360°映像の記録を可能にした全天球カメラ。防塵・防滴対応で、直径6cmと小型なので、アクションカム的な使用ができるのが特徴です。専用アプリ「Gear 360 Manager」を使えば、スマホからの操作もできます。
SPEC●撮像素子:1500万画素CMOS●レンズ:F2.0●バッテリー容量:1350mAh●サイズ/質量:約W60.1×H56.3×D66.7mm/約152g
【作例】
iPhoneに装着して使えるお手軽モデル
サンコー
Insta360 Nano
実売価格2万6800円
iPhoneのLightning端子に本体を装着し、モニターを見ながら撮影ができる360°カメラ。WI-FIなどを経由しての転送設定が不要で、撮影した映像を簡単に取り込めるのが魅力です。iPhoneに装着せず、単体での使用にも対応。パッケージが簡易的なVRゴーグルとなっており、香単にVR映像を楽しめるのもうれしいポイントです。
SPEC●撮像素子:4 Megapixsel CMOS●レンズ:F2.0、画角210°●バッテリー容量:800mAh●サイズ/重量:W33×H21×D110mm/73g
【作例】
カメラ部とコントローラー部が分離する全天周カメラ
カシオ
EXILIM Outdoor Recoeder EX-FR200
実売価格6万580円
カメラ部とコントローラー部が分離できるセパレートスタイルが特徴。新たに円周魚眼レンズを搭載したことで、約180°の全天周撮影、周囲360°のパノラマ撮影、対角208°の超広角撮影などが可能に。カメラ部を2つ組み合わせれば360°の全天球撮影を楽しめます。防水・防塵性能も備えます。
SPEC●撮像素子:1195万画素 1/2.3型CMOS●レンズ:F2.8 焦点距離13.4mm(35mm換算)●内蔵メモリ:46MB●サイズ/重量:W60.9×H154.8×D46.2mm/238g
【作例】
今回はVRコンテンツの撮影も可能な360°カメラ3機種を紹介しました。それぞれが独自の機能と特徴を有しているので、「どんなシーン」を、「どのように」記録するかで、それぞれ最適な製品を使いこなして、VR映像を満喫してみたいですね。これからはVRコンテンツとともに、360°撮影ができるカメラからも目が離せません!