3つの「C」は何でしょう?
まずはマーケティング関連の本を読むと必ず最初に出てくる用語「3C」について。これは企業経営の基本的なフレームワークを構成する3つの要素の頭文字を取ったもの。さて、3つの「C」とは?
正解は「顧客(Customer)」「競合「Competitor)」「自社(Company)」だ。
この3つの視点から自社の環境を分析して、戦略を練る。マーケティングをする場合、まずこの3Cを分析することから始まる。これを「環境分析」と呼ぶ。
4つの「P」は何?
さて、お次は「4P」。これらを組み合わせて戦略化することで、効果的なマーケティングプランにすることができるという。さて、4つの「P」とは?
正解は「商品(Product)」「価格(Price)」「流通(Place)」「プロモーション(Promotion)」だ。
この4つを組み合わせてマーケティングの戦略を練ることを「マーケティングミックス」と呼ぶ。商品の質を上げるだけでなく、効果的なプロモーションをすることでさらに収益をアップさせるというように、多角的な方法を組み合わせることもマーケティング手法のひとつだ。
分析手法「SWOT」とは?
最後は「SWOT」だ。何やらアメリカの特殊部隊のようだが、そうではない。マーケティングにおいて、自社を分析するための4項目の頭文字を並べたものだ。さて?
正解は「自社の強み(Strength)」「弱み(Weakness)」「機会(Opportunity)」「脅威(Treat)」だ。
このSWOTは環境分析の基本。この4つの項目を書き出していくことで、自社の意思と強みがわかり、それらを元に新商品の開発などに活かすことができる。
マーケティング用語を知ったら、次は戦略だ
このほかにも、「AIDAMA」や「CRM」「PEST」「STP」など、多数のマーケティング用語がある。興味がある方は本書を読むとわかるだろう。
ただし、マーケティング用語をいくら覚えても、それでは役に立たない。それらを活用してマーケティングを行うことで、より売れるようになるのだ。
まずは3Cで現状を分析。その上でSWOTで自分の強み弱みなどを分析後、4Pでマーケティング戦略を練る。
いや、それだけじゃないのだが、まずはこの辺りからやっていかないといけないような気がする。要は「自分の強みをどんどんアピールしていこう」という感じか(ざっくりだが)。
自分の強み……。締め切りは守ります。短納期の原稿に対応できます。撮影も併せてできます。こんなところか。これをいかにして、プロモーションするか。次はその辺りを考えよう。
【著書紹介】
図解 マーケティング思考が驚くほど身につく本
著者:安原智樹
発行:学研プラス
マーケティング思考は、いまやビジネスパーソンの「必修科目」。モノが売れない時代に、いったい何を考え、どのように行動すれば結果が出せるのか? 図解を駆使して初歩の初歩から親切コーチ。忙しくてもササッと読めるハンディタイプの超・カンタン本です!