『おかしなおつかい』の魅力(3) 子どもとのスキンシップが楽しめる!(“ちゅー”してくれるよ!)
このコラムを読んでくれているパパたちのなかには、忙しくてなかなか子どもと触れ合う時間がない、どうやってスキンシップをはかったらいいのかわからないという人もいるのではないだろうか。
うちの夫の場合、娘2人とのスキンシップ不足に悩んでいる。「パパ大好き!」と気が向いたら言ってくれるが、基本は娘からくっついていったり、ぎゅっとハグしたりすることは稀だ。私には有り余るくらいのハグや“ちゅー”が降ってくるのに。いや、本人的には悩んではいないかもしれないが、どこか寂しそうなのは事実。
それがだ。『おかしなおつかい』を夫が子どもたちに読んであげたところ、娘たちから競うようにして“ちゅー”のプレゼントが! 実は、「シュークリームありますか?」「はいはい、チュークリームですね」といって顔中に“ちゅー”をしまくる場面がある。これを実演してくれたというわけだ。
他にも、「チョコレートありますか?」「はいはい、コチョレートですね」と体中をこちょこちょしたり、娘2人と夫、自然に密なスキンシップがはかれている! これには、見ていた私も目頭が熱くなった…(涙)。
クセになる!「ヘンテコことばあそび」を楽しもう!
繰り返し読むほどにツボにハマるような中毒性がある『おかしなおつかい』。自分でも同じようなヘンテコことばあそびを考えようとしたのだが、これがまったく思いつかない。「ソーッスね~(ソース)」くらいか。これではスキンシップにならない。
絵本に挟み込まれていたチラシには「かぶください」「はい、カプっ!」(腕に噛み付く)が例に挙げられていた。なるほど…! もう少し頭を柔らかくしなくては。
ちなみに、『おかしなおつかい』の作者は笹川勇さん。Eテレの人気番組「みいつけた!」のオフロスキーコーナーなど、数々の番組で放送作家・脚本家としても活躍されている方だ。
放送作家×CMプランナーによる、新感覚絵本。もっと子どもとイチャイチャしたい! と熱望するパパたちは、ぜひお土産がわりに『おかしなおつかい』を買って帰って、ヘンテコことばあそびを親子で楽しんでみてはいかがだろうか。
【書籍紹介】
おかしな おつかい
著者:ささがわいさむ・作/萩原ゆか・絵
発行:学研プラス
チョコを頼んだら、コチョコチョされる! シュークリームを頼んだら、チューされる! 出てくるものが奇想天外なお店におつかいでやってきた男の子と、おばちゃん店員とのやりとりは思わず真似したくなる! ヘンテコことばあそびが楽しい新感覚絵本。
Amazonストアで詳しく見る
楽天ブックスで詳しく見る
学研出版サイトで詳しく見る