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自己啓発
2019/6/11 6:00

キングコング西野亮廣のオンラインサロンで、「時代を生き抜き、未来を勝ち取るルール」が手に入るんだってよ

最近、「オンラインサロン」というワードが巷を賑わせている。数々の著名人や起業家が「オンラインサロン」を開設、何やらサロンメンバーだけのヒミツの活動をしている模様。

 

オンラインサロンとは一言でいうと、有料(月額)の会費制コミュニティだ。月額から活動内容まで、それぞれのサロンごとにまったく異なる。会員だけのクローズドな空間なため、「一体何をやっているのだろう…」と気になっている人も多いのではないだろうか。

 

2019年6月9日現在、国内最大のオンラインサロンといえば、キングコング西野亮廣氏の「西野亮廣エンタメ研究所」である。その会員数2万6000人超。

 

そしてかくいう私も、西野亮廣エンタメ研究所の会員の一人である。

 

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国内最大オンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」では何が行われてる?

「西野亮廣エンタメ研究所」で繰り広げられている内容は、秘密厳守が最大のルール。そのため、会員であること自体は口外しても問題ないが、なんとなく入会していることを人に話してこなかった。だが先日、ふとした会話から「実は西野さんのオンラインサロンに入ってるんです」と知り合いに打ち明けたところ、「ああ、私の友達も入ってるよ!」と返ってきた。さすがは2万人を超えるコミュニティだ。

 

だが、続けて友人は「西野さんとツーショットで写真が撮れたり、イベントで会えたりするんでしょ? 友達も一緒に写真撮ってもらってた」と。ようは「ファンクラブみたいなもんでしょ?」という意味なのだが、これって、間違ってはいないが、だいぶ違う。もちろん、中にはファンクラブのようなオンラインサロンもあるだろうが、西野氏のオンラインサロンに限っては、いわゆるファンクラブのノリではない。

 

第一に、西野亮廣エンタメ研究所に入ると、毎日配信される西野氏の投稿が読める。ほぼ毎日ではなく、毎日。この内容が、かなり面白い。西野氏の日常がただ綴られているわけでもなければ、「今度〇〇に出るよ!」という告知でもない。毎日、西野氏の頭の中が覗ける、濃い内容なのだ。

 

具体的には書けないのでアレなのだが、世の中で起きているムーブメントは、自然発生のものばかりではなく、むしろ「意図的に巻き起こせる」ということを、肌で感じることができる。オンラインサロン内で西野氏が相談したこと、議論されたことが、後々世間を賑わせたり、ニュースになったりするのだ。

 

「エンタメなんてよくわからない」という人でも問題ない。私自身、別に広告代理店で働いているわけでもないし、「エンターテインメント」という言葉とは程遠い場所にいるが、存分に堪能でき、夢中になれるコンテンツがいっぱいだ。そして、西野氏は「わからない人」を決して置いてきぼりにしない。必要とあれば何度でも説明してくれるし、他のサロンメンバーが教えてくれたりもする。互いのコミュニケーションが活発で、みんながみんなにやさしいのが、大きな特徴である。

 

そしてもうひとつ、エンタメを巻き起こすなどというと、何か積極的に動かなくてはいけないイメージかもしれないが、西野亮廣エンタメ研究所は、ただ投稿を読んでいるだけでOK。いわゆるROM専ってやつだ。私自身も、ほぼほぼ投稿を読むだけ。ごく稀にコメントをしてみたりするが、リアルな飲み会やイベントなどに参加したことは今のところない。

 

だったら、ひと月1000円なんて高くない? と思うかもしれないが、1日32円で濃い内容の投稿が毎日読めて、さまざまな試みに加担でき、ニュースが起こるまでの経緯を見守ることができるのだから、1000円の価値は十二分にあるというのが私の見解だ。

 

ちなみに、自分が書いたコメントに西野氏からいいね! がつくことも珍しくなく、「私の意見を西野さんが読んでくれている!」という感動を味わえる点では、ファンクラブの意味合いもあるかもしれない。

 

 

オンラインサロンに入らずとも、西野氏の頭の中を覗く方法

あれやこれやと魅力を述べてきたわけだが、オンラインサロンに入らずとも西野氏が考えていることや思想を覗く方法がある。それが『新・魔法のコンパス』(西野亮廣・著/KADOKAWA・刊)だ。

 

3年前に発行された『魔法のコンパス』の文庫版でありながら、なんと中身をすべて書き換えたという一冊。というのも、昨日までの常識が今日からは非常識になったり、その逆も起こり得る現代、この3年間で世の中は大きく変わった。であるならば、「どれだけ時代が変わっても変わらない普遍的なルール」を述べたほうが良いのでは、ということで完全改訂・書き下ろしされたとのこと。学校では教えてくれない「お金」や「広告」「ファン」の作り方の基礎的なルールが描かれている。

 

たとえば、「積極的に相談をして、共犯者を作れ。」の章。何か広めたいイベントや商品、サービスがある場合、いくら言葉巧みに良さを述べても、人はなかなか動かない。けれど、そのサービスについて相談されたり、悩みを共有されることで、人は「頼られている!」となんだかうれしくなり、その悩みを解決する策を講じ、意見や想いを返したくなる。そして自然と、サービス自体のファンとなり、顧客となり、知らぬ間に巻き込まれているの図、というわけだ。

 

たとえば、「『職業の掛け合わせ』でキミの希少価値を上げろ。」の章。「ひとつの分野に1万時間費やすと、100人に1人の人材になれる」と言われているが、それだけでは自分の価値はなかなか上がらない。効率よく希少価値を上げるには、異なる分野でそれぞれ1万時間を費やすこと。AができてBも極めているとなると、「100人に1人」が「1万人に1人」まで一気に希少価値が跳ね上がる。3つの分野を極めれば、100万人に1人の逸材というからくりだ。そこからさらに、「信用の面積を広げて、収入を増やしていく」方法も。

 

ほかにも、時代を生き抜き、未来を勝ち取るためのさまざまな発見が得られる「新・魔法のコンパス」。「1時間半で読み終える内容」を意識して書いたという話通り、サクサク読める。今年3月に近畿大学の卒業式でスピーチされた内容も収録されていて、こちらも一読の価値あり。ビジネスマン、起業家、職人、主婦、学生…すべての人ヘの応援歌でもある一冊だ。

 

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【書籍紹介】

新・魔法のコンパス

著者: 西野亮廣
発行:KADOKAWA

“現代の革命家”西野亮廣の10万部のベストセラー、『魔法のコンパス』から3年。時代に対応し、全編完全改訂・書下ろして待望の文庫化が決定! まったく別作品として、めまぐるしくルールが変わる現在、そして未来の歩き方をキミに伝える。いいかい? 僕たち人間は“知らないものを嫌う性質”を持っている。キミが未来を知らないかぎり、キミは未来を嫌い続け、キミは未来を迎えることができない。「なんか、よく分からないけど、怪しい」と蓋をしてしまったモノの中に、未来が眠っている。「知ること」から逃げちゃダメだ。キミが持たなきゃいけないのは学校で貰ったコンパスじゃない。どれだけ地図が描き変えられようとも、キミの行き先を指してくれる『魔法のコンパス』だ。今からプレゼントするよ。

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