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自己啓発
2019/10/31 6:00

10年後も生き残るための3つの「自分イノベーション」

この10年、時代は大きく変わりました。10年前の常識が今の非常識なんてこともザラにありますよね。そんな目まぐるしい時代をあなたは乗りこなせているでしょうか?

 

自分イノベーション これから10年、生き残る人の条件』(塚本 亮・著/幻冬舎・刊)には、偏差値30台の高校時代から自力でケンブリッジ大学院卒業までつかみ取った著者の塚本さんの体験をもとにした40個の自分をイノベーションする方法が掲載されています。

 

中には「そんな無茶な…」と思うようなこともあったのですが、そこにイノベーションできる可能性が眠っていると思うのです! ということで今回は、最近刺激が足りないなーとか成長している実感がないなーという方におすすめの自分イノベーション方法をご紹介します!

 

金髪にしろ!

今のあなたの髪型、いつから変えていませんか?

 

私はというと、ここ5年は同じ髪型です。10年以上同じ美容師さんに切ってもらっているのですが、「これ〜!」という髪の長さを見つけて以来、ほぼ変えていません。でもそれは「私はこういう人間だ」と決めつけて自分を檻の中に閉じ込めているというのです。ファッションや髪型を久しく変えていないという人は「金髪にする」だけで自分イノベーションでいるんだとか!

 

なりたい自分があるのに、積み上げてきた自分像を演じることで、自らを縛り付けていませんか。

そういう息苦しさを感じるならば、心ではなく、まずは外見を変えてみてください。

「え、これで本当に大丈夫かな?」くらいに、です。

たかが金髪で何を大げさな、と思った方もいらっしゃるかと思いますが、そう、たかが金髪なので、いつでも簡単にできることです。

(『自分イノベーション これから10年、生き残る人の条件』より引用)

 

著者の塚本さんは企業の研修や大学の講義も金髪でやったことがあるそうです。でも自分の内面に自信があるから、外見と内面とのギャップに食いついてくれる人が多く、今までよりも手応えを感じたんだとか。

 

私も新卒で入った会社に、金髪の上司がいまして「外見とか遅刻とかそんなちっちゃなことで怒るようなやつと仕事はしなくていいから」と教えてもらっていたため、好きな服を着て、好きな仕事をして、ここまできたのかもしれないな〜感謝しないと。と、しみじみしてしまいました(笑)。

 

失敗を語り、弱さと欠点で共感を呼べ!

『しくじり先生』は今でも人気の番組ですが、自分の失敗を語ったことで成功している芸能人の方もたくさんいらっしゃいますよね。一般人の私たちにはテレビで語れるほどのすごいエピソードはありませんが、失敗を語るというのは共感を呼び、人間らしさが垣間見えて、周りが助けてくれるそうです。

 

人間らしい欠点に素直になって、それを人に話せる強さが人の共感を集めるためのキーファクターになるのです。

(『自分イノベーション これから10年、生き残る人の条件』より引用)

 

ビジネス書を選ぶ時、自分のテンションをあげたい時、どうしても成功事例やハッピーエンドな映画を見てしまいたくなりますが、失敗から学ぶこともたくさんあります。あの大ヒットした映画『ボヘミアン・ラプソディ』もQUEENの成功だけでない失敗部分も描いたからこそ、あの最後のLIVE AIDシーンでみんなが涙したのではないかと思うのです。

 

会社の飲み会などで、いつも「俺はな、頑張ってここまでのし上がったんだよ!成功しかしていないんだよ〜」と自慢話をしているような方は、たまにはご自身の失敗話を共有してみるのはいかがでしょうか? 失敗を語ることで笑われたりするかもしれませんが、そこに素直になることで部下との距離がグッと近づくかもしれませんよ!

 

 

給料の対価に「我慢」を差し出すな!

日本のサラリーマンと聞いてどんなイメージがあるでしょうか?

 

多くの人が「スーツを着て満員電車で出勤し、赤提灯で飲んで家に帰る」みたいな昭和サラリーマンから抜け出せていない人が多いのではないでしょうか? また、懸命に働くこと、自分自身を犠牲にして仕事することを美徳とする考えの方もまだまだ多いのが現状です。そのためか、お給料に対しても結果に対する対価という感覚よりも、我慢してもらう対価という価値観の方も多いのではないでしょうか?

 

日本人は海外の人と比べて、我慢や努力を美化しやすい傾向にあるんだとか。著者の塚本さんがケンブリッジ大学に在学していた時、イギリスのううじんにこんなことを言われたそうです。

 

「なぜ日本人サポーターは、ゲーム中ずっとジャンプしているんだ?」

サッカーのゲーム中にジャンプしながら応援しているサポーターをテレビで見て、びっくりしたそうです。

「あれ、疲れるだろ? サポーターが頑張ってジャンプしても、チームに得点は入らないよな?」

(『自分イノベーション これから10年、生き残る人の条件』より引用)

 

私もこれを言われてハッとしました(笑)。思いは通じるとか、選手に応援を届けるというのを小中学校の運動会やスポーツ大会で教育されてきていたので、応援する自分も頑張るのは当たり前! くらいに思っていましたが、確かに得点が入るかどうかは自分の頑張りとは関係ないですもんね。純粋に「応援するのが楽しい!」という気持ちで応援しているサポーターたちも多いかもしれませんが、私は「やることが当たり前」と思っていたので、このフレーズにはだいぶハッとさせられてしまいました。

 

『自分イノベーション これから10年、生き残る人の条件』には、冒頭に「ケンブリッジ式 塚本流サバイバル自己診断テスト」がついているので、今の自分が何に執着してしまっているか、自分イノベーションできていないかを確認することができます。激動の時代を生き抜くためにも、これまでの価値観を捨てて、今日から自分イノベーションを始めましょう!

 

 

【書籍紹介】

自分イノベーション これから10年、生き残る人の条件

著者:塚本 亮
発行:幻冬舎

AI革命、グローバル化、価値観崩壊…急激に変化する時代に対応して常に最新でタフに生きる。偏差値30台の落ちこぼれからケンブリッジ大に進学した著者の、「自分を変える」思考と行動の習慣。

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