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2020/5/27 17:00

堀江貴文「病気はスマホが予防する! 長生きしたければ、薬よりもまず情報を手に入れよう」

「もう、パソコンはいらない。スマホがあればどこにいても働けるし稼げる」

 

堀江貴文さんは新著『スマホ人生戦略 お金・教養・フォロワー35の行動スキル』のなかでこう書いています。堀江さんはもうほとんどパソコンを使いません。ビジネスもプライベートも連絡はLINEなどのスマホアプリが中心で、メルマガの原稿もフリック入力を駆使してスマホで書いているといいます。

 

新型コロナウイルスの感染拡大防止策としてテレワークが推奨されているいま、会社に出社してパソコンにしがみついて仕事をしている人は、時代の変化に取り残され、職を失うかもしれません。

 

しかし、スマホを本来の使い方で使えば、時代に取り残されることなく生き残ることができます。スマホで人生を切り開く――その秘訣を新著から一部を抜粋して紹介します。

 

 

僕は、シンプルな快楽主義者だ。美味しいものを食べて、美味しいお酒を飲んで、楽しくワクワクすることに熱中して過ごしていれば、あとは大抵のことはどうでもいい。できる限り、人生を心地良い時間で満たしていきたいと思っている。

 

結局のところ、スマホはそのためだけに活用している。

 

さらに、心地良さを追求するために、不快を避けることを心がけている。だが、街中でいきなり声をかけてこられたり、お酒を飲んでいる席で根拠不明な健康食の素晴らしさを熱く語られたり、SNSで悪口を投げつけられたりなどと、あらかじめ避けることのできない不快は存在する。

 

そういうことをする人たちは無視するか、その都度追い払うしかない。

 

だが、不快なものの中には、きちんと対策を取っていれば、ほとんどが避けられるものがある。それは病気だ。

 

僕は予防医療に、ビジネスとしても興味を持っている。現在、世界の先進医療は治療技術の研究から予防医療の普及へと、フェーズが移りつつあるのだ。

 

治療技術の進化は本当に目覚ましい。少し前なら手に負えなかった病気も、いまの先端医療の最新技術を使えば治せてしまうものもある。わずか10年前に悪性腫瘍などの病気で命を落としてしまった人たちも、もし現在の治療を受けたなら、QOLを維持しつつ、長生きできる状態に持っていけるのだ。

 

病気は自分だけでなく、他人の時間も奪う

完璧な予防は無理かもしれないが、手を打てるものは打っておくべきだ。そのためには、病気の予防に必要な情報を、スマホを使って集めていけばいい。

 

怪しいスピリチュアル系の医療サイトなどは論外だ。できるだけ厚生労働省の発表した情報に当たってほしい。医療に関しては、国の発表する情報以上に信憑性の高いものはないだろう。

 

民間の医師の発信する情報にも注意が必要だ。本物の医師にも誤った知識を持った人間がかなりいて、バカげた予防医療を吹聴している輩も少なくない。別ルートの情報をいくつか比較しながら、注意して見極めよう。

 

スマホで心拍数を管理することは簡単だし、ヘルスケアのウェアラブル端末も出そろっている。自分の健康状態を常に把握しておくことは簡単だ

 

さらにはインフルエンザなど、流行性の感冒の予防接種は必須だ。女性はHPVワクチンの接種と定期的な子宮がん検診も強く勧める。それによって子宮頸がんのリスクはゼロに近づけられるのだ。HPVワクチンの接種は男性もしておくべきであろう。

 

ピロリ菌の検査も大事だ。日本人に多い胃がんの99%にピロリ菌が関与していることが複数の研究によって明らかになっている。子どもの頃に井戸水を飲んでいたり、大人からの食べ物の口移しで菌が伝染する場合が多いという。生水を飲んでいた50代以上は要注意だ。胃炎持ちだという人は、必ず検査してほしい。

 

歯のケアも怠ってはいけない。3か月に1度程度のペースで、歯石除去を受けよう。これを続けるだけで生涯、歯周病は防げる。加齢で歯を失う原因のほとんどは歯周病が原因なのだ。歯周病によって心筋梗塞や脳梗塞を発症することもある。

 

フロスなど正しい器具で歯をケアする習慣がなかったり、虫歯を放置している人は気をつけてほしい。歳を取ってから、歯を失うリスクが高まるだろう。

 

歯のケアは虫歯の予防や口臭を抑えることだけが目的ではない。食べ物をいつまでも美味しく摂取し、ひいては健康を長く維持することにも大いに役立つ。

 

病気の予防は、自分だけのためではない。もし病気になったら、家族やパートナーにも大きな迷惑をかけることになる。病気で倒れて他人の貴重な人生の時間を奪うような、悲しい事態を引き起こしてはいけない。

 

病気の予防はスマホでいくらでも調べることができるし、さまざまなアプリもアップされている。忙しいから、を言い訳にしないでほしい。超過密スケジュールの僕でさえ歯科検診は欠かさないし、年1回の人間ドックを心がけている。

 

人生の時間を1分でも増やすために、病気の予防に時間をかけよう。

 

【書籍紹介】

スマホ人生戦略 お金・教養・フォロワー35の行動スキル

著者:堀江貴文
発行:学研プラス

「スマホとは何なのか?」「どう使えば人生は最大化するのか?」 IT起業家として、インターネット黎明期から第一線を走り続けた堀江貴文さんが今まで語らなかった“スマホの真実”を、縦横無尽に語り尽くします。お金、教養、フォロワー…すべてをゲットして、小さなデバイスで人生を大きく変えていくコツが凝縮された一冊。

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