本・書籍
2023/1/26 21:30

子育てに悩むパパ・ママにもぜひ読んで欲しい! お笑い芸人・小籔さん初の書籍『ゲーム反対派の僕が2年で4000時間もゲームをするようになった理由』

個人的に「いつか本を出して欲しい」と思っていた芸人さんの書籍が、やっと出版されました! すべらない話やバラエティ番組でも大人気の小籔千豊さんです。バンド活動をしたり、俳優業をしたり、本業の芸人さん以外にも幅広く活動されているので、「エッセイとか出版しないのかなぁ〜」と期待していたのです。やっと出た〜! と思ったらなんとゲーム本。しかも若者に人気の「フォートナイト」とのこと……。タイトルも『ゲーム反対派の僕が2年で4000時間もゲームをするようになった理由』(小籔千豊・著/辰巳出版・刊)と長いし(笑)、ページを開くまでは「ゲームの楽しみ方を紹介している本なのかな?」としか思えませんでした。

 

しかし読み進めていくうちに、芸人そして父親としての小籔さんの生き様がズシズシと伝わってきて、「人ってこうして成長していくんだ!」と心に響く内容ばかりだったのです。私のようにゲーム本か……と表紙だけで判断していたらもったいない! ゲームだけではない、親子関係や仕事の作り方まで小籔さんの良さが濃縮された一冊になっていますよ!

 

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「ゲームは1日1時間まで」がルールだった小籔家

今では「フォートナイト下手くそおじさん」としてYouTube配信を行うまでになった小籔さんですが、もともと小籔家では、子どもたちにゲームをやらせたくないと考える「ゲーム反対派」の家庭でした。しかし、あることをきっかけに家庭用ゲーム機を購入。ただ、やるとしてもゲームは1日1時間までのルールで、なんかわからないけれど子どもが熱中しているな〜くらいに思っているお父さんだったそうです。

 

休みの日に息子がゲームをしようものなら「晴れてんねんから公園行っといで」と嫁が言い、僕もその光景を当然のものとして見守っていました。パソコンはOKだけど、ゲームは反対。この姿勢を崩さないことが、子供の将来のためになる。そう信じて疑わなかったのです。

僕自身がフォートナイトにハマるまでは。

(『ゲーム反対派の僕が2年で4000時間もゲームをするようになった理由』より引用)

 

同じようなルールがあるご家庭も多いかもしれませんよね。ゲームは子どもがするもので、大人がやってもわからない。親と子の間に共通点がないので、大人は制することしかできない気持ちもよくわかります。

 

しかし、息子さんから「めっちゃおもろいからパパもやってみい」と誘われた「フォートナイト」を渋々始めた小籔さん。初回は面白さもわからないままでしたが、何度か息子さんの誘いに乗っているうちに「フォートナイト」をやりたい気持ちが芽生えてきたのだとか。お子さんが熱中しているゲームが何かわからない親御さんは「どうせ子どものゲーム」と思わず、小籔さんのように子どもに教えてもらうのがいいかも。何か気が付くことがあるはず!

 

正体を明かさずにYouTube配信をスタート

自分用のNintendo Switchも購入し、「フォートナイト」三昧になってきた小籔さん。息子さんとは「フォートナイト」を通じて会話も増えて、親子を超えて友達や師弟のような関係になっていったそうです。そんな時、信頼している総合演出さんからYouTube配信のお誘いをもらい「『フォートナイト』ならやります」と答えますが、ある厳しい条件を自らに課します。

 

「とりあえず、小籔がやっているというのは伏せます。『小籔』とか『新喜劇』とか『芸人』で検索しても、出てこないようにしたい」

その瞬間、部屋の中が無重力状態になりました。激しいロックバンドの曲でサビに行く前に一回無音になる、あの感覚。

(『ゲーム反対派の僕が2年で4000時間もゲームをするようになった理由』より引用)

 

一緒に配信するスタッフさんたちは、当然のことながら「小籔さんが名前を出して配信する」と思っていたので、必死に説得します(笑)。しかし、こうなった小籔さんは止められない……。今でこそ名前をしっかり出したタイトルに変わっていますが、2020年2月から「フォートナイト下手くそおじさん」として芸人・小籔千豊の名前を伏せて配信をスタートさせたのでした。

 

最初に小籔さんに気がついたのは、小学生!

YouTubeの配信をスタートさせて数本動画をあげても、チャンネル登録者は1桁。生配信をしたり、更新頻度を上げたりしても身内以上に増やすことが難しい時期が続いたそうです。それでもコツコツと配信を続け、登録者数も増えてくると視聴者と一緒にゲームを楽しむ「参加型配信」を始めます。まだ正体は明かしていませんでしたが、ゲーム内でのプレイヤー名はちょっと匂わす新喜劇にしていたそうです。

 

その中に、TAKEさん(確か鹿児島の小学生)という子がいました。ちゃんとした受け答えができる子で、フォートナイトも上手。ある日、TAKEさんと一緒にプレイしていたら、

「【テセウスの船】っていうドラマを見ていたら、すごい悪そうな刑事さんがいて。その人の声と新喜劇さんの声が似てるなぁ、と思って」

と言ってきました。

(『ゲーム反対派の僕が2年で4000時間もゲームをするようになった理由』より引用)

 

この時の動画は、YouTubeで【テセウスビクロイ】と検索すればすぐ出てくるので、ぜひご覧ください。もう大爆笑だし、ちょっと感動もします(笑)。こんなやり取りを繰り返していくうちに、有名なゲーム配信者さんが遊びにきてくれたり、小籔さんと息子さんが一緒に配信したり、現在の登録者数は12万人を超えました。さらには、「フォートナイト」の親子大会を実施するまでに至り、息子さんに誘われて渋々始めたゲームが小籔さんの人生までをも動かしたのです。

 

ここだけ読むと「そりゃ小籔さんだからでしょ」と思う人もいるかもしれませんが、本を読むとそうは思いませんでした。誰にでもきっかけはあるんだなと感じられるはずです。親子関係に悩んでいるパパやママ、仕事で成果を出せないと嘆くサラリーマン、挑戦したいけれど一歩を踏み出せない人が読めば、刺さる言葉が必ずあるはずです。ゲームを通じて人生を楽しむ、とても素敵な本でした!

 

ちなみに、かわいい挿絵もある芸人さんが描かれています。これは本を読み終わってからのお楽しみ。お笑い好きな方も、「フォートナイト」好きな方も、これから「フォートナイト」を始めたい人にもおすすめできる一冊です。

 

【書籍紹介】

ゲーム反対派の僕が2年で4000時間もゲームをするようになった理由

著者:小籔千豊
発行:辰巳出版

ゲーム禁止だったはずの小籔家が一変。フォートナイトがキッカケでできた予期せぬ親子関係とは!?おっさんとして、そして親として、フォートナイトに出会って驚かされた。たくさんのことを伝えるべく、小籔千豊がペンを執った!
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