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エクセル時短術
2019/11/5 20:00

【エクセル】SUBTOTAL関数、アウトラインで複雑計算に対応しよう

エクセルで小計を計算する場合、もっとも手軽なSUM関数を使う人が多いようです。しかし、SUM関数を使うと、小計から総計を計算する場合にセルを指定したり、合計を1/2にしたりしなければなりません。そんなときはSUBTOTAL関数を使えば、総計も簡単に計算できます。このほか、アウトラインの小計行を使ったり、ピボットテーブルを使ったりしても簡単に小計が出せます。今回は小計を計算するときの便利ワザを紹介します。

 

1. SUBTOTAL関数で小計を計算する

SUBTOTAL関数で小計を計算するには、行を挿入して関数を入力します。総計の計算もSUBTOTAL関数を使うと、小計のみを合計します。ここでは、「=SUBTOTAL(9,F2:F4)」という関数を入力します。

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↑ 行を挿入して小計行を作り、SUBTOTAL関数を入力します

 

総計を入力する場合も、SUBTOTAL関数を使います。ここでは「=SUBTOTAL(9,F2:F52)」と入力します。すると、総計では、計算範囲にあるSUBTOTAL関数の計算結果だけが合計されます。

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↑ 総計もSUBTOTAL関数を使います

 

2. アウトラインで小計を計算する

アウトラインで小計を計算するには、「集計の設定」画面で集計方法を指定します。「アウトライン」とは、データをグループ化し、折りたたんだり展開したりしてデータを分析する機能。グループ化したデータを集計することもできます。

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↑ 表内のセルを選択し、「データ」タブ → 「小計」ボタンをクリックします

 

「集計の設定」画面が表示されます。

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↑ 「グループの基準」でデータを分類する項目(日付)を、「集計の方法」で「合計」、「集計するフィールド」で小計する項目(「売上金額」)を選択し、「OK」ボタンをクリックします

 

アウトラインが作成され、各日の小計と総計が計算されます。最後に、アウトラインを消して小計と総計を残しましょう。

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↑ 「データ」タブ → 「グループ解除」ボタン → 「アウトラインのクリア」クリックします

 

アウトラインが消え、小計と総計のセルにSUBTOTAL関数が入力された表に変わります。

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3. ピポッドテーブルで小計を計算する

ピポッドテーブルで小計を計算するには、ピポッドテーブルを挿入し、「行」欄に「日付」を、「値」欄に「売上金額」を指定します。「ピポッドテーブル」とは、データベース形式のデータを分析する機能。

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↑ 表内のセルを選択し、「挿入」タブ → 「ピポッドテーブル」ボタンをクリックします

 

「ピポッドテーブルの作成」画面が表示されます。

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↑ 表示された内容を確認し、「OK」ボタンをクリックします

 

新しいシートが作成されます。右側で項目を指定すると、ピポッドテーブルが作成されます。

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↑ 「行」欄にデータを分類する項目(「日付」)を、「値」欄に小計する項目(「売上金額」)をドラッグして指定します

 

SUM関数を使わない計算もマスターして、用途に応じて使い分けられるようにしておきましょう。