このコーナーでは、エクセルのいまさら聞けない基本的な機能や、達人が使っている超速ワザなど、オフィスワークに役立つ情報を紹介します。
相対参照、絶対参照に続く第3のセル参照「複合参照」をご存じでしょうか。数式をコピーした際に、相対参照は参照先の位置関係(例:左隣のセル)を、絶対参照は参照先のセルそのもの(例:C3セル)を固定させますが、複合参照は列や行のいずれか(例:B列)を固定させることができます。(相対参照・絶対参照についてはコチラ)
複合参照を含む数式をつくる
複合参照を指定する際、行番号を固定する場合は、セルを指定してF4キーを2回押して行番号に「$」を付けます。列番号を固定する場合は、F4キーを3回押して列番号に「$」を付けます。
ここでは、ドル円換算表で5ドルと10ドルの換算式を作成します。
複合参照の数式が入力されます。
複合参照式をコピーすると、列や行が固定される
上で行番号を固定した複合参照が入った数式を列方向にコピーします。
このように、セルを列方向にコピーすると、固定されていない列番号は「B」から「C」へ変わりますが、固定されている行番号は「2」のまま変わりません。
難しいように感じるかもしれませんが、行と列の「$」がついたほうが固定される、とイメージすれば簡単です。役立つ場面も多いのでぜひ覚えてみてください。