グルメ
立ち食いそば
2017/3/22 20:00

【立ち食いそば名店】甘めのつゆでふやけた天ぷらにノックアウト! 黄色い看板で愛される目黒の老舗「田舎そば」

立ち食い好きなら誰もが知る目黒地区の老舗「田舎そば」。目黒駅の西口を出ると目の前に黄色い看板が見える。

 

歴史ある味でそば好きを魅了する黄色い看板の店

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↑味わい深すぎる黄色い テント看板。これまでに4回取り替 えて、鉄骨も2回替えたそうだ

 

創業は50年ほど前。現在のご主人が三代目で、店を継いでもう19年経つそうだ。

 

そばは創業時からの付き合いである製麺業者のゆで麺。だしはかつお節とさば節をブレンドし、煮詰めて甘みを出す。つゆはしょうゆのうまみを効かせつつ、塩気が強すぎることはない。

↑アジ天そば(390円)。つゆにくぐらせたアジ天は身がふっくらしてたまらないうまさ。つゆは色白のそばが染まるほど黒いが、昔はもっと黒かったそうだ
↑アジ天そば(390円)。つゆにくぐらせたアジ天は身がふっくらしてたまらないうまさ。つゆは色白のそばが染まるほど黒いが、昔はもっと黒かったそうだ

 

↑店は カウンターのみで、6人で満席に。混 雑時は外でどんぶりを片手に食べる 人も多い
↑店はカウンターのみで、6人で満席に。混雑時は外でどんぶりを片手に食べる人も多い

 

天ぷらはかき揚げ、春菊、いか天、あじ天などを、ご主人が自宅で揚げてくる。客に出す際はその天ぷらをそばつゆの鍋に投入して温め直す。これにより衣がふやけて、そばとの一体感が増すのだ。さらに、そばつゆにつけて味をしっかり染み込ませた味玉子も人気アイテムだ。

↑いか天そば+味玉子(390円+50円)。いか天はすっと噛み切れる柔らか さ。写真では、つゆのうまみが中ま でしみた味玉をトッピングした。1日 約40個限定の人気の一品だ
↑いか天そば+味玉子(390円+50円)。いか天はすっと噛み切れる柔らかさ。写真では、つゆのうまみが中までしみた味玉をトッピングした。1日約40個限定の人気の一品だ

 

一坪半の店に、多くのそば好きが訪れる。毎週末、開店したての店にそばを食べにくる顔なじみの酔客もいる。最近は若い女の子もひとりでくるとか。常連は7割ほどで、ご主人の飄々としたキャラを慕う人も多い。

 

変わり続ける駅前の風景のなか、変わらずうまいそばを提供し続ける同店。いちどは訪れるべき名店といえる。

 

【DATA】

田舎そば

住所:東京都品川区上大崎 2-27-7

営業時間:4:30〜22:30(月〜土)、 4:30〜14:00(日、祝日)

定休日:第2、第4の日

(※こちらの記事は発売中のムック「立ち食いそば名店100 首都圏編 最新版」から抜粋したものです)

 

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