プレミアムフライデーが打ち出されて早数か月。飲食店で特別フェアなどが実施され、体験した人もいるでしょう。これはプライベートな時間を有意義に過ごすための施策ですが、お酒でも新商品が続々登場しており、スーパーなどでその姿を見ることができます。今回は、そんなタイミングで登場した画期的なリキュールをご紹介しましょう!
ボトルのお酒の需要が伸びているという背景を狙った宅飲みの新提案!
それが4月4日にデビューしたサントリー「夜のCoffee」と「夜のTea」。そう、その名のとおりコーヒーと紅茶のお酒です。これまでカクテルベースのリキュールとしてコーヒーには「カルーア」、紅茶には「ティフィン」などがありましたが、これらとは違った新提案のシリーズです。
誕生の背景には、自宅で飲まれる瓶のお酒の消費が伸びているというトレンドがありました。よく“酒離れ”といった話を聞くことがありますが、ウイスキーを筆頭にボトルタイプのアルコールの宅飲みは需要が活性化しているのです。
「その手があったか!」と納得できる新境地の味わい
では、夜のCoffeeと夜のTeaは何が新しいのか。個人的には飲み方の多様性があると思います。たとえば、先述のカルーアやティフィンはあくまでもカクテル向けのリキュール。割って飲むのがメインです。一方で「夜の~」は、割らずにオンザロックで楽しむのがデフォルト。また、ミルクと割ったり温めて飲むスタイルも推奨されています。
また500ml瓶で税別550円という手ごろな量&価格で、アルコールは低めの8%。高アルコールなお酒が苦手な人でも、気軽に楽しめるようになっています。ということで、筆者も家で試飲してみました。まずは「夜のCoffee」から。
コーヒーらしいコク、苦味、酸味のバランスがいいですね。甘さは控えめで、サラっとした印象。ベースには細かく挽いたブラジル産の珈琲豆を使い、ブランデーとラムをブレンドしてアクセントに加えているそうです。
ペアリングも試してみることに。チョコレートはカカオのコクや甘さが一体となって、ナッツ類はロースト香がプラスされナイスにマッチ。われながらベストセレクトだと思います。
つづいてミルクで割ってみました。入れる量にもよりますが、ほんのりアルコールが効いたカフェオレになってよりマイルドに。カルーアミルクだとお酒感が強すぎる、甘すぎるという人には特にオススメです。
それでは、もう一方の「夜のTea」も味わってみます。紅茶由来の香りが立って、渋味は少なめ。全体的に上品な味で、コーヒーと同じく甘さは控えめです。なお、成分としてはブランデーのほかに、バニラを漬け込んだリキュールを隠し味に使っているとか。確かに、口に入れたときの余韻には、ほのかに華やかなフレーバーを感じます。
コーヒーにはミルクを混ぜたので、あえて別のアレンジに。ということで、レモンティスタイルにしてみました。爽やかな酸味が加わって、よりすっきりとしたおいしさが楽しめます。
そしてペアリングには、バゲットとチーズ、ドライフルーツなどを用意しました。レーズンやクランベリーは甘酸っぱい風味と相まって、言わずもがなの好相性。バゲットやチーズもスッキリとした紅茶の味と調和して絶妙です。
総評としては、「その手があったか!」と思える新境地の味わい。コーヒーも紅茶も嗜好品としては大定番の飲み物です。それを気軽に楽しみやすいカジュアルなお酒として、新提案しているのは秀逸といえるでしょう。お店で見かけたら、ぜひ試し買いするのをオススメします!
【URL】
夜のcoffee&夜のTea http://www.suntory.co.jp/liqueur/yoru/#/boards/yoru-coffee-tea_fan