黒毛和牛、赤身肉、熟成肉と、最近の牛肉にまつわる流行は目まぐるしいですね。では「次に来るのは何ぞや?」と聞かれたとき、筆者ならこう答えます。「グラスフェッドビーフである」とーー。
ちょっと聞き慣れない名前かもしれませんが、グラスフェッドビーフとは、自然の環境で放牧されて牧草のみを食べて育った牛のこと。一般的なグレインフェッドビーフ(穀物を食べて育った牛)に比べて旨みが強く、ヘルシーなのが特徴です。業界関係者やグルメ通の間ではすでに話題になっていて、ブームに火が付くのは時間の問題といえるでしょう。
本稿では、そんなグラスフェッドビーフにいち早く着目しているレストラン「WAKANUI GRILL DINING BAR TOKYO(ワカヌイ グリル ダイニングバー 東京)」をご紹介。ちょうど同店では、「フォンテラ社(※1)」の高級チーズブランド「KAPITI(カピティ/※2)」とコラボした期間限定メニューを提供中とのことで、それらを中心に“肉のニューウェーブ”を実食レビューしていきます!
※1)ニュージーランドが誇る世界屈指の乳業メーカー。その生乳取扱量は2200万トンと日本国内の総生乳生産量の約3倍の規模があり、世界最大級です
※2)ニュージーランドで大人気のチーズブランド。同国の豊かな自然で自由に育った乳牛から取れる生乳から伝統的な製法で作られており、「ニュージーランド・チーズアワード」で数々の賞を受賞しています
目の前に東京タワーが! ハイクラスな大人のレストラン
「ワカヌイ グリル ダイニング バー 東京」は、グラスフェッドビーフやラム肉といったニュージーランドで生産された高品質な食材を、グリル料理で楽しめるお店。御成門駅、赤羽橋駅、神谷町駅のほど近く、東京タワーが目の前という抜群のロケーションにあります。
グラスフェッドビーフ×高級チーズの濃厚な饗宴!
それでは実際に、期間限定メニューのなかから注目すべき逸品をいただきます! 一番のポイントは、チーズブランド「KAPITI(カピティ)」とのコラボレーション。カピティは酪農王国ニュージーランドで屈指の人気を誇る高級テーブルチーズで、国内で数々の賞を獲得、そしてイギリス王室への贈答品に採用されたほどの一流ブランドです。まずは、ディナーコース(全5品/1万1000円)から2品をご紹介します。
キコランギチーズとジャズリンゴのシーザーサラダ/1850円(単品の場合)
青カビ系のキコランギチーズをふんだんに使った、チーズが主役のサラダ。フレッシュなニュージーランド産ジャズリンゴがいいアクセントになっています。
熟成チェダーチーズとリバーランズ牧草牛テンダーロインのグリル/5200円(単品の場合)
グラスフェッドのチーズとフィレ肉を合わせたメイン料理。熟成させたチーズの深い味わいと香りが肉の旨みを引き立てます。
続いて紹介するのは、ランチ限定のグラスフェッドビーフ100%ハンバーガーです。
カマンベールチーズバーガー/1800円
チーズもグラスフェッドビーフのものを使用。特徴的なのはキウイのチャツネを合わせていること。キウイの甘みが、濃厚なビーフとチーズをまろやかに融和させます。
脂質が少なく高タンパクで栄養価の高いグラスフェッドビーフは、近年のヘルシー志向にもマッチ。さらに主な生産国であるニュージーランドからの牛肉輸入量は拡大傾向にあると見られていて、ブームに追い風が吹いているといえるでしょう。
ちなみに今回ご紹介した「ワカヌイ グリル ダイニングバー 東京」は、ドレスコードあり(スマートカジュアル)のレストラン。ちょっぴり襟を正して、新しい時代の訪れを噛みしめてみましょう!
【SHOP DATA】
WAKANUI GRILL DINING BAR TOKYO(ワカヌイ グリル ダイニングバー 東京)
住所:東京都港区芝公園3-4-30 32芝公園ビル10階
アクセス:都営三田線「御成門駅」A1出口徒歩6分、都営大江戸線「赤羽橋駅」赤羽橋口徒歩7分、東京メトロ日比谷線「神谷町駅」1番出口徒歩8分
営業時間:ランチ11:30~15:00(L.O.14:00)、ディナー18:00~23:00(L.O.21:30)、バー18:00~23:00(L.O.22:30)
定休日:なし