こちら前田アイス探偵事務所 第27回「春の新作アイスを調査せよin 森永乳業」
ここは、都内某所にあるアイス専門の探偵事務所「前田アイス探偵事務所」。所長は、“アイスは1日3個まで”をモットーに、月間90個以上のアイスを食べる声優でアイスフェアリー(自称)の前田玲奈だ。
この探偵事務所には、アイスに関する各種調査の依頼がやってくる。新人助手と2人で、日々アイスについて探したり調べたり食べたり食べたり食べたりしている。
さて、今日はどんな依頼があるのだろうか……。
森永乳業の「春アイス」を潜入調査
所長「春真っ盛りね。桜もきれいに咲いてるし、新作アイスもたくさん出て、いい季節だわ」
助手「まあ、アイスはフルシーズンで新作出てますけどね。そうそう、春らしい依頼が来ていますよ」
【調査依頼】
「先日、コンビニでピノの新商品を見かけました。また、PARMの新商品も出ているようです。ぜひこれらの味を調査してください」
所長「ピノとPARM。どちらも森永乳業ね。実は、まだ私はどちらも食べていないのよね。しかも私の秘密のアイスネットワークからの情報によると、ほかにも新作アイスがあるらしいの。これは潜入捜査をする必要があるわね」
助手「わかりました。それではさっそく、森永乳業さんに向かいましょう!」
助手「……ということで、久しぶりにやってきましたね、森永乳業さんに」
所長「そうね。潜入調査だからなるべく目立たないように行動を……」
助手「すいませーん、お約束していた前田アイス探偵事務所のものですがー」
所長「全然潜入捜査じゃないわね……」
ピノの新フレーバーは炭火焙煎コーヒー
所長「さっそくですが、春の新作アイスについてお話をお聞きしたいと思いお伺いしました。まずはピノの新商品についてなんですが、今回の商品は?」
蓮沼さん「ピノ 炭火焙煎コーヒーです。これまでも何度かコーヒー味のピノは発売していたのですが、今回は働いている男性をターゲットにしています」
所長「パッケージが渋い! アイスクリームなのに火が描かれているなんて、前代未聞ですね」
蓮沼さん「アイスに炭焼きコーヒーエキスという原料を使用することで、コーヒー本来の苦みや酸味が感じられるような味作りをしています」
所長「いただきます。パッケージの印象を裏切らない、本格的なコーヒーの味がしますね。食後にコーヒーを飲む代わりに、これを食べてもいいかなと思うくらいですよ。コーヒーの豆を感じますね。そしてその後をチョコが追いかけてくる感じ」
蓮沼さん「仕事の合間にコーヒーを飲んで気分転換をしたりすると思うんですが、そのときにコーヒーではなくこのピノを食べていただいてリフレッシュしていただきたいという想いで作りました」
所長「ピノは職場でちょっと食べるのに向いてますよね。しかも近くの人とシェアしやすいから、コミュニケーションも生まれそう」
蓮沼さん「味のほうはコーヒーの持つ苦みを前面に出していますが、後味のキレはかなりシャープにしているので、最初はガツンときて後味はすっきりという感じになっています」
所長「食後に食べたいアイスですね」
リラックスタイムに食べたいほっとする「PARM 抹茶」
所長「PARMの新商品もあるそうですが」
宇田川さん「こちらが、PARM 抹茶(6本入り)です。マルチパックとしては以前に抹茶アイスをホワイトチョコでコーディングした商品はありましが、中も外も抹茶というのは初になります」
所長「抹茶は、アイス界では定番フレーバーという感じがしますよね。なぜマルチパックで抹茶味を?」
宇田川さん「マルチパックは、同じ商品を買い続けていただくお客様が多いので、王道の味を展開するという流れになっています。これまでPARMでは抹茶アイスと抹茶チョコという組み合わせはやったことがなかったのですが、必ずお客様の支持が得られるだろうということで発売いたしました」
所長「これは期間限定ではないんですか?」
宇田川さん「年間商品として通年販売いたします」
所長「それではさっそくいただきます。あ、おいしい! 目の前に茶畑が見えました(笑)。中の抹茶アイスはまろやかな感じで、外の抹茶チョコのほうが渋い感じですね」
宇田川さん「今回は、味が複合的に感じられるように、旨味と渋みと苦みと甘みがバランスよくなるようにしています」
所長「バランスいいですよね。食べていると家でくつろいでいる感じがしてきたんですが、抹茶にはリラックス効果があるんでしょうか?」
宇田川さん「抹茶に含まれるテアニンという成分が、リラックスや癒やしの効果があるといわれていますね」
所長「アイスクリームにもリラックス効果があると言われていますからね。この1本は最大のリラクゼーションですね。お風呂上がりに食べたいアイスです」