グルメ
2018/4/13 11:00

モランボンの歴史。と、やってはいけない焼肉ダレの使い方!

 

社内ではジャンをアイスやデザートに転じる新レシピへの挑戦も!?

――公式サイトを見ると、メインの焼肉だけでなく、意外な料理にもジャンを使ったレシピが紹介されています。

 

橋本 結構万能なんです、ジャンは(笑)。唐揚げ、ハンバーグ、大学芋など。あと、個人的に好きなのが炊き込みご飯ですね。

 

――炊き込みご飯、ですか!?

 

橋本 鶏もも肉150グラム、しめじなどを加えた米2合に対してジャン大さじ4……。

 

――ジャン大さじ4って結構多そうな感じがしますけど。

 

橋本 いや、これがベストな配合ですね。濃過ぎず、薄過ぎず、甘みもあって品のある香りがたまらないです。ぜひお試しいただきたいですね。

 

――こういったレシピはモランボン社内で常に研究、試作されているのでしょうか?

 

橋本 はい。開発スタッフだけでなく、社員全員にジャンを使ったレシピを公募し、皆で提案し合うのですが、そのなかで美味しかったものを公開しています。

 

――失敗だったものもありますか?

 

橋本 パンケーキとかアイスとかデザートに挑戦している社員もいましたが……さすがに「ちょっとないかな」という意見が多く(笑)。これはお蔵入りになりました。

 

↑モランボン社内では常に新レシピを出し合い、新しいジャンの使い方を研究しているそうです。2014年にはジャンだけを使ったこんなレシピ本も刊行!

 

 

ジャンは、手のひら全体で肉にもみ込んではいけない!?

――これまでのジャンを変遷を見ると、ホルモン焼用、ラム・マトン焼用、鳥焼用など様々なフレーバーも販売されていたようですね。

 

橋本 はい。蓄種別ごとに出していたのは初期のころで、近年はみそジャンなども販売し、味のラインナップを拡大しています。ずっと使っていただいているお客さま、まだジャンを知らないお客さま双方に新しいご提案をしただく意味も含めて、常に新開発を行っています。失敗も確かに多いですが、その経験を次の開発に生かし、より美味しいジャンをお届けしたいと思っています。

 

また、今年は39年ですので、「サンキュー企画」と題して、サンプリング用として39グラムの新容量パッケージを作りました。よりジャンに親しんでいただく1年にしたいと考えています。ジャンが一家に1パック……醤油、塩、胡椒と同じようにジャンが浸透していくと良いなと思っています。

 

――焼肉を食べる際のジャンの理想的な使い方、やってはいけない使い方を教えてください。

 

橋本 これは弊社、モランボンのなかで代々教えられるものですが、お肉を焼く前にジャンを軽く揉み込む際、できるだけ手のひらの表面積が少ないところでジャンをお肉に対して20%くらいの量でもみこみます。つまり、指先で軽くもみこむのが基本です。なるべく、手のひら全体でもみ込んではいけません。

 

――なぜですか?

 

橋本 お肉に体温が伝わると、お肉の脂が溶けてしまうからですね。ですので、絶対に指先で軽くもみ込み、10~15分くらい漬けておきます。あまり長く漬け込むとお肉のたんぱく質、ジャンの味自体が喧嘩してしまい美味しさが逃げていきますので。

もみこみが済んだら、今度は強火でサッと焼く。何度もひっくり返さず、片面が焼き上がったら、もう片方を軽く焼いて食べる……。これがジャンを使ったベストな焼肉の食べ方です。ぜひお試しいただきたいですね。

 

↑時代ごとジャンには様々なフレーバーが存在した

 

↑通常のジャンのほかに、39周年限定パッケージパック、みそジャンを前に橋本さん。「ジャンの進化はまだまだ止まりません」と最後に語ってくださいました

 

 

橋本さんのお話を聞き、何度もヨダレが出る瞬間がありました。家庭でのジャンを使った焼肉、今晩あたり是非いかがでしょうか?

 

 

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