2015年4月に再上陸し、渋谷に大行列を作ったメキシカンファストフードの「タコベル」。ほかにも巷ではメキシカン系の飲食店が少しずつ増えはじめており、メキシコ料理がグルメのトレンドのひとつとなっています。5月からは、東京をはじめとした5か所でメキシカングルメを堪能できるフェアが開催。今回は、フェアに先立って行われたメディア試食会の様子とともにレポートしていきます。
世界中の人々を魅了する「無形文化遺産」のメキシコ料理
フェアが行われるお店は、ロゴマークが有名なアメリカンレストラン「ハードロックカフェ」。今回は、東京・六本木にあるハードロックカフェ東京店で行われた試食会に参加しました。同店では5月5日がメキシコの祝日「シンコ・デ・マヨ」であることを記念して、5月2日~5月31日までの期間限定で「TASTE OF MEXICO」が開催します。なんとメキシコ大使館と日本テキーラ協会が協力しているということで、内容はきわめて本格的です。
試食会の冒頭では、日本テキーラ協会会長の林 生馬氏が登場し、メキシコ料理やテキーラにまつわる様々なお話を披露してくれました。特に興味深かったのは、コーンやトウガラシ、アボカドといったおなじみの食材はメキシコが原産地ということ。大航海時代にスペイン人が中南米に上陸したことで世界中に広まり、たくさんの美食が生まれたということです。
たとえばバーボンウイスキーやキムチは、メキシコがなければ生まれていなかったかもしれないということ。また、そんな食材の宝庫・メキシコだからこそ、おいしい料理もたくさんあるということなのです。実際に、メキシコ料理は2010年に「ユネスコ無形文化遺産」に登録されました。しかも先述の「タコベル」は全世界に6000店舗を展開中。日本での知名度はまだまだかもしれませんが、世界規模でいえば、メキシコ料理は多くの人々を魅了している一大勢力なのです。
そしてメキシコのお酒、テキーラにも、日本人にあまり知られていない魅力がいっぱい。テキーラは、日本で“罰ゲーム”としてショットで飲まれることもありますが、海外ではそんな飲み方はしないそう。ウイスキーのようにオンザロックでじっくり楽しむなど、大人の酒として人気を博しているようです。
また、テキーラの原料となる「アガヴェ」は果糖としても優秀。甘さは砂糖の1.3倍ながら、血糖値の上昇に起因するGI値が砂糖の約1/5で、一説では健康によいといわれています。
辛すぎなくて食べやすい魅惑のメキシカンに舌鼓
講義の後は、フェアで提供されるメニューを味わいました。一品ずつ紹介していきましょう。
試食した料理は、どれも辛すぎずに食べやすいのが魅力。野菜がたっぷり入っていてさっぱりとした味わいながら、スパイシーな刺激があって、酒のつまみにはぴったり。この新感覚の味が、ブームの理由のひとつといえるのではないでしょうか。
斬新なカクテルはインパクト大でクセになる!
フェアで提供されるカクテルにもトライしました。試した3品はすべて「クエルボ・エスペシャル」を使用。フルーツやジュース、シロップなどがブレンドされたインパクトのある味わいです。
陽気なイメージがありながら、大人っぽい甘味があるテキーラは、セクシーな魅力にあふれていました。フェアはこの六本木をはじめ、上野、横浜、大阪(ユニバーサルシティウォーク大阪™では未開催)、福岡の5つのハードロックカフェで開催されています。ぜひこの機会に魅惑的なメキシカン&テキーラのおいしさにハマってみませんか!
【SHOP DATA】
HARD ROCK CAFE TOKYO(ハードロックカフェ東京店)
住所:東京都港区六本木5-4-20
アクセス:東京メトロ日比谷線ほか「六本木駅」3番出口徒歩5分
営業時間:月~木、日、祝11:30~翌2:00/金、土11:30~翌4:00