今回は長崎県のご当地食材についてご紹介します。長崎県と聞いてすぐに思い浮かべるのは「カステラ」「ちゃんぽん」「皿うどん」ですが、その皿うどんに欠かせない秘伝のソースをはじめ、ぜひ全国にアピールしたいオススメのご当地グルメがあります。それでは長崎県民に愛され続けるそれら隠れた逸品をご覧ください!
[1品目]
一口食べて「えっ、何!」と確認必至の伝統焼き菓子
茂木一〇香本家
一〇香
「一〇香」――みなさん、何と読むか分かりますか? 「〇」を漢字の「口」に見立てて「いっこっこう」と読みます。一〇香は江戸時代中期に中国の禅僧により伝えられた焼き菓子。お饅頭のような見た目ですが、中が空洞で食感はお煎餅のような感じです。
茂木の「一〇香」は、水飴、小麦粉、黒砂糖、ハチミツ、唐アク、胡麻を原料として作られていて、とても上品な甘さの中に、胡麻の香ばしい香りが何とも絶妙でついつい手が伸びてしまいます。お茶と一緒にいただくと、時間も食べた個数も忘れてしまう程の美味しさです!
最近はお土産屋さんだけではなくスーパーでも販売されていて、贈答用からオヤツ感覚で食べられる物まで盛りだくさん。袋から出してオーブントースターかフライパンで軽く温めると、焼き立ての味がいただけます。形もとっても可愛くて食べる勿体ないくらいですが、是非一度ご賞味くださいね。5個入り540円(参考価格)。
[2品目]
長崎の味に欠かせない秘伝のソース
チョーコー醤油
金蝶ウスターソース
長崎の名物のひとつに「皿うどん」がありますが、その「皿うどん」になくてはならないのが「金蝶ウスターソース」(通称金蝶ソース)です。長崎の小さな食堂で、出前に皿うどんを頼むと、某栄養ドリンクの茶色い瓶に詰め替えられた金蝶ソースが付いてくる、というのが長崎あるあるです。
この長崎生まれの金蝶ソース、長崎の醤油店が「油を多用する中華料理に合うウスターソースを」と試行錯誤を繰り返し開発した、まさに秘伝の味です。パリパリの麺とちょっと甘めのあんかけにとても合う、酸味が効いたサラッとした金蝶ソースは、長崎人なら知らない人はいないでしょう。150ml入り149円(参考価格)。
[3品目]
豆乳だけどオヤツ感覚でいただけます!
大屋食品工業
生しぼり珈琲豆乳
長崎県佐世保地区で昔から愛飲されている豆乳です。作られたのは今から50年ほど前で、子どもでも飲みやすい美味しい豆乳を作りたいとの思いから誕生したそうです。今では珍しいロケット型の容器が時代を感じさせますね。
そのコンセプトどおり、甘めで冷蔵庫で冷やすとなお一層美味しさが感じられます。夏は冷凍庫で凍らせてアイスのようにいただきます。オヤツを食べながらにして、女性にうれしい大豆イソフラボンも摂取出来るなんて、素敵ですね。冬はカップに移して電子レンジで温めてホットでいただくと、心も身体も程よい甘さに癒されます。
なお、スーパーでは飲み物のコーナーではなく豆腐コーナーに陳列されているので、「オヤツではなく食材を買っているのよ」と罪悪感も軽減されます。180ml×2本入り129円(参考価格)。