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お酒
2019/4/18 21:30

「危険なウマさが魅力的」新作ストロング缶チューハイ5本、プロはどう評価した?

缶チューハイにおけるストロング熱はこれまでもアツかったですが、今年はさらに沸騰! アルコール度数9%以上の商品がもはや当たり前の世界に入りました。しかも、度数が高いだけでなく、各社独自の技術を結集させ、驚きのうまさを実現しています。今回は、なかでも話題の新作5本をご紹介。合わせてフードアナリスト、中山秀明さんのインプレッションも掲載します!

【私が試しました!】

フードアナリスト

中山秀明さん

新ジャンルを含め、酒全般に詳しい。年初に開催された大手ビールメーカー4社の発表会はすべて参加しました。

 

【その1】 ブランドが誇る炭酸の刺激を強化!味わいはよりクリアに

【ALC.9%】

アサヒビール

ウィルキンソンハードナイン 無糖ドライ

実売価格152円

従来品より炭酸ガス圧を約1割高め、爽快感を最高レベルに強化。また、従来のジン、フルーツスピリッツに加え、新たにウォッカを使用した独自の「トリプルスピリッツ製法」でクリアな後味を楽しめます。

【中山’s impression】 キンキンに冷やして食事中に味わいたい

「ウィルキンソンならではの、目が覚めるような炭酸のアタックが心地イイ! 甘さがないから料理との相性が抜群です。よりガツンとした刺激を引き出すなら、キンキンに冷やして飲むべきでしょう」

 

【その2】 独自製法の浸漬酒と果汁をダブルで使った食事に合う一本

【ALC.9%】

サントリー

-196° ストロングゼロ <ダブル レモン>

実売価格124円

独自の製法で、果実まるごとのおいしさを実現。果実を-196℃で凍結し、パウダー状に粉砕して浸けた浸漬酒と果汁をダブルで使ったレモンフレーバーを楽しめます。甘くなく、食事に合うのも魅力です。

【中山’s impression】 重なり弾けるレモンで口の中が超爽快に!

「重層感のあるレモンフレーバーながらも、弾けるようなフレッシュさ。アフターテイストも自然で、飲んでいて気持ち良いですね。揚げ物のほか、肉料理やこってり系の中華、焼き魚などにも合うはずです」

 

【その3】 高純度ウォッカを使ったヒットブランドのほろ苦く爽やかなフレーバー

【ALC.9%】

サッポロビール

サッポロチューハイ99.99クリアライム

実売価格124円

2018年に登場し、年間販売目標を上方修正するほどヒットしたブランドの新フレーバー。純度99.99%の高純度ウォッカを使用した透明感のある味に、ライムの爽やかな酸味とほろ苦さがマッチしています。

【中山’s impression】 度数を感じさせない飲み口と青々とした爽やかさがクセになる

「飲み応えがありながら、9%とは思えないほどスムースな飲み口です。スイスイ飲めて、あとからガツンと来る危険なウマさが魅惑的。ライムは青々とした酸味で、味をすっきり引き締めています」

 

【その4】 トップレベルのアルコール度数と強炭酸で抜群に酔える一本

【ALC.12%】

サッポロビール

サッポロ マグナム グレープフルーツ

実売価格138円

強炭酸の刺激的なのど越しと、果実の爽やかな香り、甘さを抑えたキリッとした後味が特徴。アルコール度数は缶チューハイ業界のなかでもトップレベルの12%。グレープフルーツに加え、レモン味もあります。

【中山’s impression】 力強い飲み応えながら透明感があり酒くささなし!

「ひと口目からテンションを上げるアルコール感があり、きわめてハードな仕上がり。でも、透明感のあるウォッカベースで酒くさい感じはしません。ガブガブ飲むとすぐ酔うので、チビチビ味わうべし」

 

【その5】 クリアでリッチな独自の果汁をWで採用した最新フレーバー

【ALC.9%】

キリンビール

氷結STRONG ライムシークヮーサー

実売価格152円

この春、ブランド発売時から使っている「クリア氷結ストレート果汁」に、果実本来の香りやうまみを多く抽出できるように搾って凍結した「リッチ氷結ストレート果汁」を追加。本商品はこの春の新フレーバーです。

【中山’s impression】 ライムのフレッシュな味わいにオリエンタルな香りをプラス

「キリッとしてみずみずしさがハンパない。若々しいライムに、どこかオリエンタルなニュアンスを醸し出すシークヮーサーのソフトな酸味が絶妙。料理は和洋中、幅広く合うと思います」

 

構成/えんどうまい、河野弘道、酒井麻里子

文/えんどうまい、河上 拓、鳥居一豊、中山秀明、並木政孝、平島憲一郎

撮影/篠田麦也、高原マサキ(TK.c)、福永仲秋(ANZ)