缶チューハイにおけるストロング熱はこれまでもアツかったですが、今年はさらに沸騰! アルコール度数9%以上の商品がもはや当たり前の世界に入りました。しかも、度数が高いだけでなく、各社独自の技術を結集させ、驚きのうまさを実現しています。今回は、なかでも話題の新作5本をご紹介。合わせてフードアナリスト、中山秀明さんのインプレッションも掲載します!
【その1】 ブランドが誇る炭酸の刺激を強化!味わいはよりクリアに
【ALC.9%】
アサヒビール
ウィルキンソンハードナイン 無糖ドライ
実売価格152円
従来品より炭酸ガス圧を約1割高め、爽快感を最高レベルに強化。また、従来のジン、フルーツスピリッツに加え、新たにウォッカを使用した独自の「トリプルスピリッツ製法」でクリアな後味を楽しめます。
【中山’s impression】 キンキンに冷やして食事中に味わいたい
「ウィルキンソンならではの、目が覚めるような炭酸のアタックが心地イイ! 甘さがないから料理との相性が抜群です。よりガツンとした刺激を引き出すなら、キンキンに冷やして飲むべきでしょう」
【その2】 独自製法の浸漬酒と果汁をダブルで使った食事に合う一本
【ALC.9%】
サントリー
-196° ストロングゼロ <ダブル レモン>
実売価格124円
独自の製法で、果実まるごとのおいしさを実現。果実を-196℃で凍結し、パウダー状に粉砕して浸けた浸漬酒と果汁をダブルで使ったレモンフレーバーを楽しめます。甘くなく、食事に合うのも魅力です。
【中山’s impression】 重なり弾けるレモンで口の中が超爽快に!
「重層感のあるレモンフレーバーながらも、弾けるようなフレッシュさ。アフターテイストも自然で、飲んでいて気持ち良いですね。揚げ物のほか、肉料理やこってり系の中華、焼き魚などにも合うはずです」
【その3】 高純度ウォッカを使ったヒットブランドのほろ苦く爽やかなフレーバー
【ALC.9%】
サッポロビール
サッポロチューハイ99.99クリアライム
実売価格124円
2018年に登場し、年間販売目標を上方修正するほどヒットしたブランドの新フレーバー。純度99.99%の高純度ウォッカを使用した透明感のある味に、ライムの爽やかな酸味とほろ苦さがマッチしています。
【中山’s impression】 度数を感じさせない飲み口と青々とした爽やかさがクセになる
「飲み応えがありながら、9%とは思えないほどスムースな飲み口です。スイスイ飲めて、あとからガツンと来る危険なウマさが魅惑的。ライムは青々とした酸味で、味をすっきり引き締めています」
【その4】 トップレベルのアルコール度数と強炭酸で抜群に酔える一本
【ALC.12%】
サッポロビール
サッポロ マグナム グレープフルーツ
実売価格138円
強炭酸の刺激的なのど越しと、果実の爽やかな香り、甘さを抑えたキリッとした後味が特徴。アルコール度数は缶チューハイ業界のなかでもトップレベルの12%。グレープフルーツに加え、レモン味もあります。
【中山’s impression】 力強い飲み応えながら透明感があり酒くささなし!
「ひと口目からテンションを上げるアルコール感があり、きわめてハードな仕上がり。でも、透明感のあるウォッカベースで酒くさい感じはしません。ガブガブ飲むとすぐ酔うので、チビチビ味わうべし」
【その5】 クリアでリッチな独自の果汁をWで採用した最新フレーバー
【ALC.9%】
キリンビール
氷結STRONG ライムシークヮーサー
実売価格152円
この春、ブランド発売時から使っている「クリア氷結ストレート果汁」に、果実本来の香りやうまみを多く抽出できるように搾って凍結した「リッチ氷結ストレート果汁」を追加。本商品はこの春の新フレーバーです。
【中山’s impression】 ライムのフレッシュな味わいにオリエンタルな香りをプラス
「キリッとしてみずみずしさがハンパない。若々しいライムに、どこかオリエンタルなニュアンスを醸し出すシークヮーサーのソフトな酸味が絶妙。料理は和洋中、幅広く合うと思います」
構成/えんどうまい、河野弘道、酒井麻里子
文/えんどうまい、河上 拓、鳥居一豊、中山秀明、並木政孝、平島憲一郎
撮影/篠田麦也、高原マサキ(TK.c)、福永仲秋(ANZ)