グルメ
2019/6/9 19:00

2019年夏、最新冷涼フード&トレンド「5ネタ」をどっぷり取材してきました

この時季、雑談の鉄板ネタといえば「今年も暑いですね~」から始まる夏トーク。今回は、そのあとに「いま、こんなアイテムが話題らしいですよ!」と盛り上げられる最新フードを、トレンドの背景とともに紹介します。

 

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【その1】居酒屋が独自に出していた「アイスの実サワー」が缶に

夏の酷暑で売切れが続出したアイスといえば、「ガリガリ君」。その人気や見た目のインパクトから、居酒屋などで「ガリガリ君」をグラスに突っ込んだサワーも話題になっていますが、なかには「アイスの実」を入れたタイプも存在します。

このアレンジ、自宅で挑戦する人もいましたが、ついに本家が動き出しました。「アイスの実」を発売する江崎グリコと、缶チューハイ「氷結」を展開するキリンビールのコラボによる画期的な商品が発売されたのです。

 

↑「キリン 氷結 loves アイスの実」。期間限定で、実売価格は350ml缶が140円。500ml缶もあり、そちらは200円。アルコール度数は4%で飲みやすくなっています

 

味わいは、「アイスの実」の定番であるぶどうを軸に、もも、メロンそれぞれの氷結果汁を絶妙にブレンドした果実味あふれるおいしさ。「アイスの実」や、その原料が入っているわけではないのですが、氷代わりに「アイスの実」を入れて飲むと、いっそうのおいしさを体感できます。

 

↑最左はプレーンの状態。「アイスの実」を入れると“味変”が楽しめます

 

混ぜると味だけでなく、とろみがつくのも面白いところ。「アイスの実」はぶどう、もも、メロンと3種類があって、実売価格はそれぞれ151円。試してみることをオススメします!

 

【その2】お湯禁止! 水で戻せる糖質ゼロ麺

インスタントフードのなかで、ジワジワと存在感を増しているのが糖質ゼロの麺を使ったヘルシー系。各社から新商品が続々と発売されるなか、今夏最注目のアイテムが登場しました! アサヒグループ食品の「汁なし麺0(ゼロ)麻辣担々麺」です。

↑「汁なし麺0(ゼロ)麻辣担々麺」。コンビニを中心に展開され、実売価格は232円

 

こちらは寒天とコンニャクで作った糖質ゼロの麺が特徴の、「おどろき麺0」シリーズの進化版。これまではお湯で戻すのが常識でしたが、最新作は水で戻せるのです。むしろお湯を使うと麺を溶かしてしまうので、「お湯禁止」と大きく表示されています。

 

↑まずは乾麺に200mlの水を入れて5分待機。その後水を捨て、粉末スープと混ぜれば完成です

 

味は「麻辣担担麺」と、シビレのブームを抑えたトレンド感あふれる商品設計もナイス。しかも、進化したのは調理法だけではありません。「おどろき麺0」の60gより麺量が1.3倍の80gになるようボリュームアップされており、それでいて麺の糖質は変わらずの0g。全体の糖質は3gかつ44kcalと、きわめてヘルシーなのです。

 

↑平打ち風の太麺は、もちもちの弾力。味は辛さ以上にシビれが効いて、香りも鮮烈。インパクトは十分で満足度も高いです

 

熱湯で調理するカップ麺を、夏場に汗を流しながらフー!フー!と食べるのはなかなかシビア。水でクールに食べられる点からみても、本商品は画期的といえるでしょう。特にカップ麺好きの人には覚えていただきたい一品です。

 

【その3】ビールに氷、アリなんです!

ビール離れという話はよく聞きますが、暑い日に飲むビールは最高ですよね! その一方で、夏はぬるくなりやすいという懸念も。それを解決する商品がサントリーから登場しました。なんと、氷を入れて飲むビールです。飲食店限定にはなりますが、これはぜひ試していただきたい!

 

↑アイス・ドラフト〈生〉。価格は提供店によりますが、「大衆パラダイス 芝浦ホルモン」では390円(参考として、角ハイは390円、ザ・モルツは490円)

 

なお、「ビールの味が薄くなっちゃうのでは?」という心配はご無用。氷入りで飲むことを想定し、味は濃いめ、炭酸は強め、アルコールは7%に設定されています。より具体的にいうと30分経ってもおいしく飲めるように計算され、アルコールは30分後に約4%へ落ちつくとか。

 

↑この専用ジョッキで380ml

 

ビールの味はイチから開発し、同社初となる「レモンドロップホップ」というアメリカ産の風味爽快なホップを採用。レモンとあるように、ほんのりシトラス感を漂わせるフレッシュなフレーバーと、ほどよい苦味が印象的。クラフトビールで人気の、苦みの強いIPA(ホップを大量に使うスタイル)とは違いますが、飲みごたえがあって味の薄さはまったく感じませんでした。

 

↑5月末時点で、全国500店舗で提供。まずは3000店舗を目指して、取扱店を増やしていくそう

 

お店やビアガーデンでこのビールを見かけたら、「とりあえずアイス・ドラフト!」とオーダーを!

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