バーやカクテルの人気拡大によって、ウイスキーやジン以外のスピリッツも盛り上がりを見せています。そのなかで今回紹介したいのはラムの世界。ラムは羊のほうも活況ですが、お酒のほうも非常にアツいのです。先日、青山で開催された「JAPAN RUM CONNECTION TOKYO 2019」の様子から、その熱をお伝えしましょう!
「アプルトン」と「バカルディ」だけでも覚えておきたい
イベントは前売り5000円/当日6000円で、13時~18時の間に好きなラムとカシャッサ(ラムと同様、サトウキビを原料とするブラジルの蒸溜酒)を飲み比べできるというもの。ほかに、ラムブランドセミナーやフードもあって、充実の内容でした。
会場に広がっていたのは、多彩なラム&カシャッサのブースと、参加者たちの笑顔。提供された銘柄は170種以上あったということで、さすがにすべての試飲はできていないのですが、定番から個人的オススメまで、5ブランドをピックアップして紹介したいと思います。
その1:ジャマイカNo.1ラム「アプルトン」
1749年創業。ジャマイカ最古のラムメーカーといわれるアプルトン社は、販売数量でも同国No.1ブランドに君臨しています。サトウキビ栽培から瓶詰めまで自社で行う数少ないラムメーカーのひとつで、香りや豊かでまろやかな味わいが特徴。
その2:今冬はホットもオススメな「バカルディ」
世界No.1ラムとして知られ、モヒートブームの火付け役でもある「バカルディ」。香り高いうえにスムースで、汎用性が高くカクテルのベースとしても愛用されている大定番ですが、イベントではホットカクテルの提案も。
その3:知ってます?日本発のクラフトラム「ナインリーヴズ」
日本のウイスキーやジンが世界中で称賛をあびているように、ラムでも海外で人気を集めている国産ブランドがあります。それが「ナインリーヴズ」。蒸溜所がある滋賀県音羽山系の水と沖縄産黒糖、厳選した国産酵母を使うなど、日本の風土を生かした製法が特徴です。
その4:ベネズエラ産のプレミアムラム「ディプロマティコ」
会場内で、長蛇の列となっていたブースのひとつが「ディプロマティコ」。1959年創業のベネズエラ産のプレミアムラムブランドで、味の特徴はスムースな口当たりとコクのある甘みにあります。その理由は、糖蜜とサトウキビジュースを煮詰めたシュガーケインハニーを使用し、オーク樽でじっくり熟成させているから。
その5:この定番も外せない!「ハバナクラブ」
最後は、「バカルディ」と並び有名なキューバンラムである「ハバナクラブ」。ブースには世界No.1テキーラ「ホセ・クエルボ」が初めて行ったカクテルコンペで世界一に輝いた江刺幸治さんがおり、場を盛り上げていました。
「ハバナクラブ」の味の特徴は、軽やかでスムースな飲み心地と、それでいてラムらしい高揚感のある甘味をもった好バランスなおいしさ。ブースには定番の2銘柄があり、どちらもソーダ割りでいただきました。
「JAPAN RUM CONNECTION TOKYO」は2019年で6回目。この日は晴天に恵まれたこともありますが、とにかく人が多く、フードは2店で提供されていましたがイベント終了を待たずに完売となっていました。
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