こんどの年末年始の忘新年会を、ホームパーティスタイルで開催する人も少なくないでしょう。今回紹介するのは、そういった集まりにはもちろん、プレゼントにも使える新商品。特にハイボールやレモンサワーなどが好きな人は注目です!
「RIEDEL」は、特にワイングラスの名門として知られていますが、今回の新商品は日本生まれの「BIRDY.」(バーディ)というファクトリーブランドとのコラボアイテム。まずはそのブランド紹介からお伝えしましょう。
激ウマハイボールへの近道がここにある
「バーディ」の誕生は2013年。自動車産業で盛んな愛知県豊田市に工場を構える、横山興業が母体です。これはいわば、小説・ドラマ「下町ロケット」のリアル版。最初につくったのは、長年培った金型用の研磨技術を転用したカクテルシェーカーでした。
高尚なモノづくり精神と技術は、業界に革命を起こすことに。かくはん効率を高める流線型のフォルム、内側に施された0.1ミクロレベルの精密研磨。素材本来の繊細な風味を引き出して立体的な味わいに仕上げる、いままでにないカクテルツールとして大きな話題に。少しずつラインナップが拡充し、現在では国内と海外17の国と地域で展開されています。
やがてブランドが知れ渡るなかで「リーデル」と意気投合。そうして今回のコラボレーションが実現したのです。商品名は「BIRDY. | RIEDEL BAR HIGHBALL SET」。つまり、激ウマハイボールへの近道がここにあるということです。
ひとつずつ、そのプロダクトを解説していきましょう。まずは「リーデル」のグラスから。こちらは大きめの氷でもすっぽりと収まるサイズになっているうえ、メジャーなしで60mlを注げる刻みや、グラスを傾けたときに鼻が当たらないための工夫が施されています。
バースプーンは「バーディ」の人気アイテムのひとつで、世界中のトップバーテンダーにも愛用されている逸品。当然国内にもファンが多く、筆者自身数多くのプロの現場でよく見かけます。
グラスタオルは繊維の配合率や織り方を独自に研究、開発したグラス専用品。毛羽立ちが少なく、素早い吸収力と高い保湿性、艶やかな仕上がりを実現します。
こういったモノづくりへのこだわりは、どういった細部に眠っているのでしょうか。ということで、「バーディ」の開発者である横山興業の商品企画部長、横山哲也さんに質問をぶつけてみました。
使いやすくて気持ちがアガるバーツール
「まずはとにかく研磨。たとえばバースプーンは、スムーズに使っていただけるよう、なめらかに仕上げています。ヘッドの形に関してお話すると、バースプーンの多くはフォークになっているのですが、刺さると痛いじゃないですか。ですので、まったく別の新機能を盛り込みました。実は先端が氷に引っかかりやすくなっているんです」(横山さん)
「これによってストレインがしやすく、また一本氷(バーテンダーのテクニックでグラスのギチギチに氷をカットする)でも、氷を垂直に引き上げやすくなっているんです」(横山さん)
これらカクテルツールのアイデアはすべて、ブランド名の通り、Erik Lorincz氏とともに共同で開発。さらにバースプーンのトップの形や穴は、両サイドのバランスを均等にするためにも重要な役割を果たしていると言います。
「もちろんルックス面もこだわっています。お酒の道具って、色気が大切だと思うんですよね。専用のグラスを選んでいただくのはもちろん、ステア(混ぜる)する際にもお箸などではなく、バースプーンのほうが気持ちもアガるじゃないですか。これからの家飲みシーンにも贈り物としても、選んでいただけたら嬉しいです」(横山さん)
横山さんに聞けば、ハイボールやサワーはもちろん、ジントニックやモヒートなど炭酸で割るお酒全般にこのセットはオススメとのこと。長いお酒人生、1万2000円でも一生ものと考えれば決して高くないはず。この機会に、いかがでしょう?
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