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2019/12/7 18:00

ハイボール派はぜひ検討を! 2大ブランドのコラボが「家飲み」をアップデート

こんどの年末年始の忘新年会を、ホームパーティスタイルで開催する人も少なくないでしょう。今回紹介するのは、そういった集まりにはもちろん、プレゼントにも使える新商品。特にハイボールやレモンサワーなどが好きな人は注目です!

 

↑新商品の発表会へ。場所は世界に名だたる一流グラスブランド「RIEDEL」(リーデル)の青山本店

 

「RIEDEL」は、特にワイングラスの名門として知られていますが、今回の新商品は日本生まれの「BIRDY.」(バーディ)というファクトリーブランドとのコラボアイテム。まずはそのブランド紹介からお伝えしましょう。

 

激ウマハイボールへの近道がここにある

「バーディ」の誕生は2013年。自動車産業で盛んな愛知県豊田市に工場を構える、横山興業が母体です。これはいわば、小説・ドラマ「下町ロケット」のリアル版。最初につくったのは、長年培った金型用の研磨技術を転用したカクテルシェーカーでした。

 

↑いまやサイズや用途別に、多彩なカクテルツールがラインナップしています

 

高尚なモノづくり精神と技術は、業界に革命を起こすことに。かくはん効率を高める流線型のフォルム、内側に施された0.1ミクロレベルの精密研磨。素材本来の繊細な風味を引き出して立体的な味わいに仕上げる、いままでにないカクテルツールとして大きな話題に。少しずつラインナップが拡充し、現在では国内と海外17の国と地域で展開されています。

 

↑現在のシリーズは3つ。カリスマバーテンダーの名を冠したカクテルライン「BIRDY. by Erik Lorincz」(エリック ロリンツ)、デキャンタやタンブラーなどの「BIRDY.TABLE」、タオルなどの「BIRDY.Supply」に分かれています

 

やがてブランドが知れ渡るなかで「リーデル」と意気投合。そうして今回のコラボレーションが実現したのです。商品名は「BIRDY. |  RIEDEL BAR HIGHBALL SET」。つまり、激ウマハイボールへの近道がここにあるということです。

 

↑セット内容はこちら。グラス2個、バースプーン、グラスタオル、オリジナルバッグとなり、税抜(以下同)1万2000円

 

ひとつずつ、そのプロダクトを解説していきましょう。まずは「リーデル」のグラスから。こちらは大きめの氷でもすっぽりと収まるサイズになっているうえ、メジャーなしで60mlを注げる刻みや、グラスを傾けたときに鼻が当たらないための工夫が施されています。

 

↑左がセットに付属する、310mlのハイボールグラス(右は水割りやロックに適した、同デザインのウイスキーグラス)。どちらにも、目分量で60mlを注げる刻みが入っています

 

↑グラスの底をよく見ると、しっかり「RIEDEL」の刻印が!

 

バースプーンは「バーディ」の人気アイテムのひとつで、世界中のトップバーテンダーにも愛用されている逸品。当然国内にもファンが多く、筆者自身数多くのプロの現場でよく見かけます。

 

↑今回のセットには300mmのタイプ(写真下/4500円。上は400mmで4700円)が付属。指への摩擦が軽減されているなど、いかに快適に使えるかが考え抜かれています

 

グラスタオルは繊維の配合率や織り方を独自に研究、開発したグラス専用品。毛羽立ちが少なく、素早い吸収力と高い保湿性、艶やかな仕上がりを実現します。

 

↑カラフルなキッチンタオルも人気。2018年5月のデビュー以来、2万5000枚も売れているベストセラーです

 

こういったモノづくりへのこだわりは、どういった細部に眠っているのでしょうか。ということで、「バーディ」の開発者である横山興業の商品企画部長、横山哲也さんに質問をぶつけてみました。

 

使いやすくて気持ちがアガるバーツール

↑「バーディ」開発者の横山哲也さん。今春出版された「Newsweek日本版 -世界が尊敬する日本人100-」のひとりに選ばれています

 

「まずはとにかく研磨。たとえばバースプーンは、スムーズに使っていただけるよう、なめらかに仕上げています。ヘッドの形に関してお話すると、バースプーンの多くはフォークになっているのですが、刺さると痛いじゃないですか。ですので、まったく別の新機能を盛り込みました。実は先端が氷に引っかかりやすくなっているんです」(横山さん)

 

↑ウイスキーのロックなどを作る際に、バーでよく見る所作がこのストレイン。氷を入れてグラスを冷やした後、味が薄まらないように溶け出た水だけを捨てるのです

 

「これによってストレインがしやすく、また一本氷(バーテンダーのテクニックでグラスのギチギチに氷をカットする)でも、氷を垂直に引き上げやすくなっているんです」(横山さん)

 

これらカクテルツールのアイデアはすべて、ブランド名の通り、Erik Lorincz氏とともに共同で開発。さらにバースプーンのトップの形や穴は、両サイドのバランスを均等にするためにも重要な役割を果たしていると言います。

 

↑ある程度の長さがあるため、重心が中央にくるよう設計するだけで使いやすさが格段に違うと横山さん

 

「もちろんルックス面もこだわっています。お酒の道具って、色気が大切だと思うんですよね。専用のグラスを選んでいただくのはもちろん、ステア(混ぜる)する際にもお箸などではなく、バースプーンのほうが気持ちもアガるじゃないですか。これからの家飲みシーンにも贈り物としても、選んでいただけたら嬉しいです」(横山さん)

 

↑発表会ではスコッチウイスキーの名酒「デュワーズ」の15年をハイボールでいただきました。特有の、甘く華やかな香りとまろやかでスムースな味わいがいっそうおいしく感じられます

 

横山さんに聞けば、ハイボールやサワーはもちろん、ジントニックやモヒートなど炭酸で割るお酒全般にこのセットはオススメとのこと。長いお酒人生、1万2000円でも一生ものと考えれば決して高くないはず。この機会に、いかがでしょう?

 

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