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2020/2/9 18:00

缶チューハイは高アルより「果物」がキテます!「アサヒ贅沢搾り」にヒットの予感

お酒カテゴリーのなかでも特に元気なのが、缶入りチューハイやサワーなどのRTD(開封してすぐ飲めるドリンク)。今年も各メーカーは続々と様々な新商品を発表していますが、かなり興味深い方向性を打ち出しているのがアサヒビールです。それは簡単にいうと“果物攻め”。

 

↑主力として掲げるのが、2月4日にリニューアル発売となる「アサヒ贅沢搾り」。“果物をまるごとかじったような味わい”がウリです

 

本稿では主力の「アサヒ贅沢搾り」を中心に、なぜ果物なのか、どんなフレーバーで味わいはどうなのか、といったレポートをお届けしたいと思います。

 

お酒飲用者の約82%は果物好きという事実

アサヒビールのRTD、その三本柱となっているのが「アサヒ贅沢搾り」「アサヒもぎたて」「ウィルキンソンRTD」です。そのなかでも今年は「アサヒ贅沢搾り」をメインに展開するというのが冒頭でも述べた“果物攻め”

 

「アサヒもぎたて」は収穫後24時間以内の果汁が、「ウィルキンソンRTD」は強炭酸ソーダ「ウィルキンソン」ブランドを使用したドライな味が特徴。そして「アサヒ贅沢搾り」は、果実1個ぶんもしくは1/2個ぶんの果汁を使った、圧倒的な果実感が特徴です。

 

↑定番フレーバーはこの4種。アルコール度数は各4%と高くなく、350ml缶の場合の希望小売価格は155円です

 

チューハイには“果実系”“高果汁系”と位置付けられるカテゴリーが存在し、筆者も過去に取り上げたことがあります。そして、そのなかでも「アサヒ贅沢搾り」は特に果汁の割合が多く、また全体的に明るくカラフルなパッケージで女性や若者にも好まれそうな印象がありました。

 

では、なぜ「アサヒ贅沢搾り」に注力するのでしょうか。同社が数千名規模の消費者調査をした結果、お酒飲用者の約82%は果物好きであり、RTDユーザーは“果汁の量”を一番重要視していることが判明。であれば、最も力を入れるにふさわしいブランドは「アサヒ贅沢搾り」というわけなのです。

 

↑開発担当者である、RTDマーケティング部の塚原礼恵さん。もともとの特徴である果汁量はそのままに、フレーバーごとに原材料の配合比率を見直し、より本物の果物を食べたときのような味わいを実現したとか

 

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