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2020/6/10 19:00

コルクが折れた、コルクスクリューが抜けなくなった…もう失敗しない「ワインボトルの開け方」

コルクが途中で折れたとか、T字のコルクスクリューが抜けなくてワインショップまで持っていったとか、友人宅にソムリエナイフがなくて探し回ったなど、ワインの開け方ひとつとっても、失敗談はいろいろ。そこで、渋谷のイタリアンレストラン「miyajiarai」のオーナーソムリエを務める、宮地英典(みやじえいすけ)さんに、コルクタイプとスクリューキャップタイプのワインボトル、またスパーリングワインのボトルを、スマートに開栓する方法について、教えていただきました。

【赤ワイン・白ワイン】
コルクタイプのワインの開け方

・実はキャップシールはいらない!? キャップシールの剥がし方

まずは、開けるのに手間取る人が多い、コルクタイプのワインの開け方を解説します。はじめに、赤ワインと白ワインの開け方を紹介しましょう。

コルクタイプのワインを開けるには、アルミやプラスチックの「キャップシール」を剥がす必要があります。キャップシールの開封には、いわゆる「ソムリエナイフ」を使用します。

 

Step1. ナイフで切り込みを入れる場所を決める

ナイフの切り込みを入れる場所ですが、ネック下部に入れるのが正しいとされています。

 

ワインによっては、キャップシール周辺にカビなどの汚れが付着しているため、瓶口に近い箇所をカットすると、液体とキャップシールが接触するので、衛生的でないと考えられています。ただ、ネック上部の方がきれいに切り取りやすいので、しっかりと拭き取れば、家庭ではむしろ綺麗に見えることもあるかもしれません。

↑左:ネック下部に切り込みを入れた状態。右:ネック上部に入れた状態

 

Step2. ナイフで切り込みを入れ、カットする

ソムリエナイフの刃部分を親指で押しあて、ボトルネック下部分を固定しぐるりと半回し強、手首を返して逆回しで残り半分をカットします。

縦にナイフを入れる方もいますが、しっかりカットされていればナイフ部分で押し上げれば剥がれますし、固いキャップシールもあり、慣れていないと手を滑らせることもあるのでおすすめできません。

 

Step3. キャップシールはそのまま取り去ってもOK

と、ここまではよくある剥がし方ですが、このキャップシール全体をナイフで剥がす、もしくはそのままスポンと抜いても構わないのです。

 

レストランの現場などでも、コルクの状態を見るためにキャップシールを丸ごと剥がすこともありますし、アルミが土に還らない事から、キャップシールそのものを嫌う生産者や評論家も増えてきています。こんなところでもサステナブルが叫ばれるようになってきているのです。

↑キャップシールは、そのまま剥がして瓶口を綺麗に拭き取るのが、ワインを楽しむ前のもっとも簡単でスマートな準備なのかもしれません
↑キャップシールは、そのまま剥がして瓶口を綺麗に拭き取るのが、ワインを楽しむ前のもっとも簡単でスマートな準備なのかもしれません

 

・途中で折らずにスムーズにコルクを抜く方法

キャップシールが剥がれたら、コルクを抜きます。

 

Step1. スクリューはやや斜めに差し込む

コルクを抜く際に一番注意したいのは、途中でコルクが折れてしまうこと。それを防ぐためには、スクリューをしっかりと差し込む必要があります。

 

スクリューを差し込む際には、少し斜めに先端を押し込むようにします。はじめから回し入れようとすると、うまく入らなかったり瓶口部分のコルクが崩れてしまったりするので気をつけて入れて下さい。

 

Step2. コルクを左右に揺らしながら抜き取る

スクリューがしっかりと奥まで入りました。ワインによってはコルクの長さも違いますが、キャップシールを剥がしてあれば、どこまでスクリューが入っているかも確認できます。

 

テコの要領で、フックを瓶口にかけてコルクを持ち上げます。瓶口に刺さった部分がわずかになったら、コルクを左右にゆらしながら、もしくはそのままコルクを握るようにしても抜きやすくなります。

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ワインによっては、コルク片やカビなどの汚れが瓶口に付着していることもあるので、綺麗な布で拭き取ってください。

 

次のページでは、スクリューキャップの楽な開け方と、スパークリングワインのスマートな開栓方法をお伝えします。

 

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