グルメ
2016/9/21 11:20

【本日開店】この銀シャリは夢に出る! 銀座「食べ比べ亭」極上のおかずでご飯をかきこむ贅沢

新米の季節ですね。つい最近40代に突入した筆者は、ことにご飯がおいしく感じられます。平日は忙しいのでシリアルで済ませていますが、休日の朝は決まって納豆ごはんとみそ汁。これに勝る幸せがあるのでしょうか? ただ、私がいつも食べるパックのご飯は、何だか味がいまひとつ……。そういえば、炊きたてのご飯から遠ざかってどれくらい経つんだろう……。そう思っていた矢先、願ってもないお誘いが飛びこんできました。「食べ比べ亭」です。

 

「Wおどり炊き」とご飯にこだわりのある料亭がコラボ

食べ比べ亭とは、パナソニックとご飯にこだわりのある料亭がコラボして、9月21日~10月9日まで期間限定でオープンするお店。パナソニックのフラッグシップ炊飯器「Wおどり炊き」で炊いたご飯を主役としたオリジナルランチがいただけます。さらに名前の通り、パナソニックの新旧炊飯器で炊いたご飯の食べ比べができるのも大きな特徴。今回の新機種、SR-SPX6シリーズは、定評のある「Wおどり炊き」の技術に加え、新たに「圧力コントロール」を採用することでお米のハリと甘みがアップしたとか。旧機種のご飯とどれだけ違うのか? いったいどんなおかずを合わせてくるのか? 期待せずにはいられません。

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というわけで、オープン前日の9月20日に行われたプレス試食会に参加してきました。今回訪れたのは、吟味したお米を土鍋で提供することで知られる「銀座米料亭 八代目儀兵衛」さん。昨年に引き続き、「食べ比べ亭」の舞台となりました。中に入ってみると、空気がかぐわしいというか、普段は感じない雰囲気。隣に座った編集ライター、Tさんによると、「この間、長野のとあるリゾートホテルに行ってね。それと同じニオイがするよ」とのこと。つまり、高級感が漂っているということなのでしょう。

↑店内の様子
↑店内の様子(左)。厨房(右)では、料理人さんがムダのない動きで作業していました

 

試食の前には、「Wおどり炊き」の簡単な解説がありました。進化ポイントをかいつまんでいえば、炊飯中の水分量に合わせて圧力をコントロールすることが可能となり、水分が少なくなった沸騰維持後半でも、米の表面を崩すことなく米をおどらせることに成功。米と米の間に適度な空気の隙間ができ、この隙間を通って高温スチームが全体にいきわたるため、お米の一粒一粒のハリと甘みがアップした、ということです。

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↑「Wおどり炊き」の商品特徴。圧力コントロールによるハリと甘みの向上のほか、「赤飯」「おこわ」の専用コースの搭載や内釜の5年補償も実現

 

↑厨房には「Wおどり炊き」がズラリ
↑厨房には「Wおどり炊き」がズラリ

 

粒感がはっきりしていてモチモチ! 見た目は宝石の粒のよう

解説が終わり、食べ比べがスタート。2つの器に盛られたご飯を食べ比べてみると、やはり違います。旧機種で炊いたご飯は、ちょっと硬いかなといった印象で味わいもあっさり。一方、「Wおどり炊き」搭載の新機種で炊いたご飯は、粒感がはっきりしていますが硬いというわけではなく、食感はモチモチしていて豊かな甘みが口の中に広がります。驚きは、見た目がとんでもなく美しいこと。ツヤツヤで半透明で、まさに宝石の粒のようでした。

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↑旧機種で炊いたご飯。白さは際立つものの、ツヤはあまりありません

 

↑新機種で炊いたご飯はツヤが違います
↑新機種で炊いたご飯は半透明でツヤツヤ

 

食べ比べが終わると、メインのお膳が運ばれてきました。今回試食させていただいたのは、4種類あるランチメニューのひとつ「海の幸御膳」(1720円)。本来は「北海道産ゆめぴりかと海の幸御膳」(1720円)なのですが、北海道産ゆめぴりかの新米の到着がもう少し先になるとのことで、今回は京都・丹後のこしひかりを炊いたご飯がふるまわれました。ご飯は味はというと、やっぱりおいしい! 粘りと甘みを楽しむうち、いつの間にかおかずなしで食べていることも多かったです。

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↑「海の幸御膳」(1720円)

 

ミニ海鮮丼からお茶漬けまで箸が止まらない旨さ

おかずはどうでしょうか。刺身は、大ぶりのえび、ねっとりしたいか、新鮮なカニ。こちらをご飯の上に乗せ、黄身しょうゆをかけてミニ海鮮丼に。甘い刺身としょうゆのコクをご飯が受け止め、思わずかき込む旨さです。次にいくら、細かく切ったほたて、長いも、おくら、みょうが。これらをご飯にかけ、繊細な味わいを楽しむ。最後は、ちょうどいい塩加減の鮭のほぐしをご飯に乗せ、ほうじ茶でだしを炊いたというつゆをかけてお茶漬けに。鮭の旨みがおだしに広がり、お米に絡んで箸が止まりません。旨い……。気になるお値段は、税込み1720円。この雰囲気のなか、これだけのメニューが味わえるなら、絶対におトクです。

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↑お造りはご飯の上に乗せて海鮮丼にしても絶品!

 

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↑いくら、ほたて、長いも、おくら、みょうがを合わせた一品

 

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↑鮭のほぐしをご飯に乗せてお茶漬けに

 

またあのキラキラしたご飯が食べたいと思う自分がいる

こうして、私は3杯のご飯をおかわりして試食を終了(食べ比べ亭ではおかわり自由)。久しぶりに本物のご飯を食べた! と実感し、大満足のうちに「食べ比べ亭」をあとにしました。そして、筆者はこの原稿を書いているいま、またあのキラキラ透き通ったご飯が食べたいと思っています。このままだと、今夜の夢にも出てきそうです。「本当に? 大げさだよ」という方。だまされたと思って、「食べ比べ亭」の暖簾をくぐってみてください。店から出てきたその日のうちに、きっとあのご飯を思い浮かべてしまうはずです。

 

【食べ比べ亭の概要】

実施期間:2016年9月21日(水)~10月9日(日) ※9月28日(水)、10月5日(水)は定休日

実施時間:11:00~15:30(ラストオーダー15:00)

実施場所:銀座米料亭 八代目儀兵衛

住所:東京都中央区銀座5-4-15 エルフローレ銀座1階

アクセス:東京メトロ銀座線、丸ノ内線「銀座」駅B7出口より徒歩1分

※「食べ比べ亭」実施期間中のランチメニューは、すべてWおどり炊きで炊いたご飯を使用。通常営業時の土鍋で炊いたご飯は使用しません
※夜の部は通常営業(営業時間18:30~21:00)
※夜の部では食べ比べ体験はできません

 

【食べ比べ亭のメニュー】

通期:儀兵衛の全国お供おどり御膳(食数限定なし・1720円 ※税込)

↑八代目儀兵衛が、新米に合うご飯のお供を全国各地から取り寄せて仕立てた御膳
↑八代目儀兵衛が、新米に合うご飯のお供を全国各地から取り寄せて仕立てた御膳

 

第1週(9月21~25日):京都府産こしひかりと名残鱧のすき焼き御膳(1日30食限定・1720円 ※税込)

↑八代目儀兵衛流の鱧を使ったすき焼き御膳。シメはおだしと卵で卵かけご飯として楽しめます
↑八代目儀兵衛流の鱧を使ったすき焼き御膳。シメはおだしと卵で卵かけご飯として楽しめます

 

第2週(9月26~10月2日):石川県産こしひかりと鯵の三色御膳(1日30食限定・1720円 ※税込)

↑石川県産のアジを、三種類の食べ方で楽しめるメニュー。まずはお造りで、続いて石川の郷土料理のなめろうとして、シメにはお茶漬けとしていただきます
↑石川県産のアジを、三種類の食べ方で楽しめるメニュー。まずはお造りで、続いて石川の郷土料理のなめろうとして、シメにはお茶漬けとしていただきます

 

 

第3週(10月3~9日):北海道産ゆめぴりかと海の幸御膳(1日30食限定・1720円 ※税込)

↑北海道の新鮮な海の幸をたっぷりと詰め込んだ御膳。八代目儀兵衛流の海鮮丼と海鮮茶漬けを同時に楽しめます
↑北海道の新鮮な海の幸をたっぷりと詰め込んだ御膳。八代目儀兵衛流の海鮮丼と海鮮茶漬けを同時に楽しめます