2022年の「フード」のトレンドをプロが分析。コロナ禍を経て、非接触や健康に関連した分野がさらに伸長。外食では新たな上陸系グルメが注目されたり、ユニークなシステムの飲食店が増えたりと、“新体験”がキーワードだ。今回は、1日に必要な栄養素の3分の1を手軽に摂取できる「シン・完全栄養食」を紹介する。
※こちらは「GetNavi」2022年2月号に掲載された記事を再編集したものです。
【シン・完全栄養食】手軽だけど非ジャンクな栄養食が多忙な人を救う
健康意識と時短需要の高まりで参入企業が増え品質アップ!
完全栄養食とは、1食ぶんで1日に必要な栄養素の3分の1を摂取できる食品を指す。
「これまでは液体や粉末状の商品が大半でしたが、最近はパンやパスタなど種類が豊富で、味のクオリティも上がっています。ヘルスケア意識と時短ニーズの高まりにより、完全栄養食市場は2024年までに約145億円規模まで伸びると言われているので、参入メーカーも続々と増えるはず」(渥美さん)
【ヒットアナリティックス】支持者や販売店が増加してメーカーも注力する最新分野
コロナ禍により単身で食事をする機会が増え、“食事は手軽に済ませたいけれど栄養は取りたい”という人の間ですでに火がついているジャンル。食品大手の日清食品も約500メニューの展開を目指すと発表しており、注目が集まっている。
人気ブランドの限定品が好評を受けて再発売
ゼリー飲料
2021年8月発売
森永製菓
inゼリー 完全栄養
1944円(1箱6袋入)
1食ぶん(2袋)で、厚労省の栄養摂取基準値に基づく1/3日ぶんの栄養価を摂取できる。同社のECショップで8月に数量限定販売したところ、翌日には品切れになるほど人気に。11月から再販売中だ。ミックスフルーツ味。
栄養士が開発した月替わりの味噌汁サービス
味噌汁
2021年10月発売
MISOVATION
MISOVATION
885円(1個あたり)~ ●定期購入の個数により価格は変動する
完全食味噌汁の定期購入サービス。肉や野菜、味噌などを瞬間冷凍しており、調理は水を加え、レンチンするだけ。栄養士が監修し、1食に必要な31種類の栄養素を摂取できる。味噌の種類は毎月変わる。
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