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2022/2/28 14:30

福島の伝統工芸職人と、台湾のクラフトビール界を牽引するメーカーの出会いで誕生! “二重構造”ビアタンブラー&クラフトビール

セメントプロデュースデザインは、福島県の伝統的工芸品「大堀相馬焼」と、台湾のクラフトビールメーカー「臺虎精釀(タイフーブルーイング)」を繋ぎ、共同開発したプロジェクト「福虎添藝(フーフーテンイー)」を企画し、プロジェクト全体をプロデュース。同プロジェクトから誕生したビアタンブラーとクラフトビールを台湾と日本にて発売します。

 

福島県「ふくしまみらいチャレンジプロジェクト」の事業にて、昨年度の大堀相馬焼4窯元と行なった企画展「ひびのもよう」に続き、今年度は海外進出をテーマにスタート。台湾デザイン研究院(TDRI)の協力により臺虎精釀と出会い、セメントプロデュースデザインの企画・プロデュースのもと、日本と台湾が異文化交流の枠をこえたコラボレーション企画が誕生。一年近くの開発期間を経て、日本と台湾の「食文化×器文化」の文化交流にはじまり、二つのクラフト(技術)を高め合い、ビアタンブラーとクラフトビールを制作しました。

↑制作窯元は左から「あさか野窯」「陶徳窯」「いかりや商店」「京月窯」

 

プロジェクト名の「福虎添藝」は、福島県の頭文字を表す“福”と臺虎精釀のアイコンである“虎”を掛け合わせたネーミング。中国語のことわざにある「如虎添翼(ルゥー フゥー ティェン イー)」、日本語で「まるで虎に翼をつけたようである」が語源となっており、大堀相馬焼と臺虎精釀が出会い、器と食の文化交流に止まらず作り手としての技術を高め合い、より一層良いものをつくっていくという想いが込められているとのこと。

 

陶器ビアタンブラーは、大堀相馬焼の伝統的技法である「貫入(ひび割れ)」「二重構造」「駒の絵」から、臺虎精釀とともに二重構造に着目。クラフトビールをよりおいしく飲めるように保温・保冷効果がある二重構造と、香りをより際立たせる瓢箪(ひょうたん)型の丸みを帯びた形状をデザインしています。制作窯元は、郡山市「あさか野窯」「陶徳窯」、白河市「いかりや商店」、福島市「京月窯」。税込価格は7700円。

 

クラフトビールは、臺虎精釀によって、福島県の日本酒をイメージし、日本酒造りで欠かせない麹菌を使用。台湾の最高級米・池上米と日本酒米麹を使用し、100%自然発酵でさわやかな香りのビールに仕上がっています。ラベルは各窯元のビアタンブラーの釉薬を表現し、日本や福島らしさを取り入れたデザインです。台湾では既に発売されていますが、日本では輸入の関係上、4月上旬の発売が予定されています。