グルメ
2023/8/19 6:15

「アサヒ食彩」「コロッケだけ弁当」フードアナリストが解説するヒット確定商品3選

各ジャンルの専門家に次のヒットを予想してもらう「NEXTトレンド予報」。今回はフードアナリストの中山秀明さんに、ヒット確定の「アサヒ食彩」「コロッケだけ弁当」「白い●●」の3商品について解説します。

※こちらは「GetNavi」 2023年9月号に掲載された記事を再編集したものです

 

中山秀明
フードのトレンドに詳しいライター。食関連のガジェットでは、2023年内に市販化が予定されている「エレキソルト」に注目している。

 

【フードアナリスト中山秀明さんのヒット確定モノ その1】

「生ジョッキ缶」を採用した新しいプレミアムビール

アサヒビール
アサヒ食彩
284円(340ml)

生ジョッキ缶を採用したプレミアムビールの新ブランド。厳選した麦芽と、フランス産の希少ホップ「アラミス」など5種類のホップを使用する。麦汁を高い濃度で発酵させることで、華やかで豊かな香りと濃厚なコクを実現。

↑「アサヒスーパードライ 生ジョッキ缶」に続く、生ジョッキ缶の第2弾。缶のフタが全開してきめ細かな泡が自然に湧き上がり、樽生ビールの味わいを楽しめる

 

【ヒットアナリティクス】
10月の酒税改正前に登場した大型新商品

「近年の大ヒットビール『アサヒスーパードライ 生ジョッキ缶』や『マルエフ』を生み出したアサヒビール渾身の大型新ブランド。しかもライブ感満点の生ジョッキ缶仕様なので話題性は抜群! 10月には酒税改正でビールが実質安くなることも見逃せないです」(中山さん)

先進技術:4
顧客ニーズ:4
市場の将来性:5
独自性:5
コスパ:2

 

【フードアナリスト中山秀明さんのヒット確定モノ その2】

シリーズ第7弾は定番おかずの“コロッケ”が主役に!

ローソンストア100
だけ弁当(コロッケ)
216円

おかずが1種類だけの超シンプルな弁当シリーズ。第7弾となる今回は、のり弁の上に国産じゃがいもを使ったコロッケが2個載っている。そのときの気分に応じて、サラダや汁物、スイーツなどと自由に組み合わせも楽しめる。

 

↑第1弾の「だけ弁当(ウインナー)」は、発売から2年経ったいまでも安定して売れ続けている。小ぶりなサイズなので、夜食などにもオススメだ

 

【ヒットアナリティクス】
ヒットメーカーによる注目度抜群の続編

「2021年にウインナーとご飯だけの弁当でデビューした同シリーズは、いまや累計販売数386万食を突破。物価高騰が話題になればなるほどコスパの良さが光るローソンストア100ならではの商品であり、今回は国民的総菜のコロッケということで大ヒット確実です」(中山さん)

先進技術:1
顧客ニーズ:4
市場の将来性:4
独自性:4
コスパ:5

 

【フードアナリスト中山秀明さんのヒット確定モノ その3】

様々なジャンルで“白さ”を打ち出した新商品が話題「白い●●」

 

モスバーガー
白いモスバーガー
500円

昨年350万食を売り上げた大ヒット商品が1年ぶりに復活。たっぷりとかかった白いチーズソースは配合を見直し、よりチーズ感をアップさせながらも、酸味を抑えて食べやすくなった。

 

ミスタードーナツ
白いポン・デ・リング
テイクアウト172円
イートイン176円

「ポン・デ・リング」発売20周年を記念した期間限定商品。白い生地ながら香ばしい風味とやさしい甘みがあり、定番のポン・デ・リングよりもさらに柔らかく、もっちりとした食感だ。

 

味の素冷凍食品
白チャーハン
実売予想価格440円

同グループ独自の減塩技術により、従来比で塩分40%カットを実現。直火焼豚のうま味と塩・コショウや醤油をベースとした正統派な味付けで、おいしさと減塩を両立している。

 

【ヒットアナリティクス】
元が大定番だからこそ意外性やインパクトが大

「馴染み深い商品や料理だからこそ、敢えて“白い”という特徴を打ち出すことで意外性やインパクトが大きくなります。ほかにも、近年は白ビールが増えていたり、スターバックスが透明コーヒーを発売したりという流れもあり、今後も注目のトレンドです!」(中山さん)

先進技術:1
顧客ニーズ:4
市場の将来性:5
独自性:4
コスパ:2