恵比寿や自由が丘と並び、お洒落な雰囲気やグルメな店が多いことで人気の「中目黒」。実はここを走る東急線の高架下において、大掛かりな開発プロジェクトが進行していたのをご存知でしょうか?
その計画がついに実を結び、11月22日に新施設「中目黒高架下」としてオープン! 今回はそのなかの注目店として、のどぐろと牡蠣を日本酒バルスタイルで提供する「NODOGUROYA KAKIEMON (ノドグロヤ カキエモン)」を紹介します。
高級食材と銘酒がリーズナブルに楽しめる!
「中目黒高架下」は、約700mの空間に店舗や事務所など全28店が出店。そのほとんどが飲食店で、ノドグロヤ カキエモンは駅から祐天寺方面に数メートル歩いた場所にあります。
のどぐろや牡蠣といえばなかなかの高級食材。それをスタンディング式の店内にすることで、リーズナブルかつ気軽に味わうことができます。さらに、料理の食べ方や日本酒の飲み方に珍しいシステムが設えられているのもポイントです。
テーブルの上に置かれた網焼き器。これを使って牡蠣をはじめとしたさまざまな料理を炙るわけですが、スタンディングならではの和気あいあいとした雰囲気に一体感がプラスされ、和やかな空間で食事ができるのです。
ドリンクで面白いのが専用の日本酒サーバー。全16種がラインナップされており、好みの銘柄をセルフで注ぐという斬新なスタイルです。グラスでおかわりせず、毎回サーバーの上のお猪口(ちょこ)を使ってその数で会計するというのも画期的ですよね。そして料金も80mlで480円とハイコスパ!
また奥には1テーブル分だけ個室があり、そこには小窓が。これはなんと、隣接する話題の立ち食い焼肉店「治郎丸」のメニューをオーダーできるという驚きのシステムです。新鮮な魚介類とA4ランク以上の高品質な和牛が一度に楽しめる、夢のような体験。それも同店ならではの魅力といえるでしょう。
新品種の牡蠣をはじめ上質な海の幸がウマすぎる!
それではメインの魚介メニューを紹介していきます。のどぐろは島根県産を中心に、脂ののったものだけを厳選。一方の牡蠣はさまざまなタイプを仕入れて多彩に調理していますが、この品種がまたスゴい! 特に全国2位の生産量を誇る宮城県の牡蠣は、「世界三大漁場」に挙げられる三陸の豊かな環境で育てられたもので、味も食感も抜群。
「唐桑もまれ牡蠣」は通常1年で出荷する牡蠣が多いなか、2~3年かけて15cm以上に育てる特大サイズ。また、特に栄養価の高い場所で育った「万石浦かき」は身がふっくらしており、濃厚な甘味も特徴です。
さらに今回、「Brackish Oyster(ブラキッシュ・オイスター)」という新品種が市場に出回る前に味わえるとのこと。オーストラリアのタスアニアで用いられている牡蠣の養殖方法「タスマニア方式」で仕上げた、フレッシュでまろやかな味わいが特徴です。
牡蠣の昆布焼き(お通し) 300円
牡蠣本来の甘味と、昆布からにじみ出る旨みを一度に味わえる前菜。滋味深い味わいの一品に、のっけからノックアウトされます。
牡蠣のなめろう 380円
まろやかなみそが抜群にマッチ。日本酒がべらぼうに進むこと間違いなし!
唐桑もまれ牡蠣フライ 380円
牡蠣の殻からあふれるほど大粒の「唐桑もまれ牡蠣」を使用した逸品。サクッとひと口食べると、ふっくらジューシーな牡蠣から滴る磯の旨みに舌がうなります。
のどぐろ棒鮨 1貫280円
脂がたっぷりとのったのどぐろを炙り、赤酢の効いた江戸前のシャリで棒鮨に。驚きのコスパを誇る、必食の寿司です。
のどぐろの潮汁 180円
アラを使った上品なすまし汁。シャキシャキの白髪ネギと魚介だしの効いた温かい汁が、食事の締めに最適です。
ノドグロヤ カキエモンは、どちらかというと長居するタイプの店ではないので、はしご酒的に利用するのがいいでしょう。その意味では、二軒目や三軒目の店として日本酒をちびちび嗜むのもいいかもしれません。なにはともあれ、中目黒の食シーンがますますおもしろくなったのは確実です。“飲みニケーション”が増えるこれからの季節、ぜひ中目黒に足を運んでみてはいかがでしょうか!
【SHOP DATA】
NODOGUROYA KAKIEMON (ノドグロヤ カキエモン)
住所:東京都目黒区上目黒3-5-24
営業時間:17:00〜翌1:00(L.O.24:00)
定休日:なし(2016年内のみ火曜定休)
アクセス:東急東横線ほか「中目黒駅」西口2出口徒歩3分