サムスン、革新的なディスプレイ技術を猛アピール! 製品化されそうなのは…

ink_pen 2025/1/12
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サムスン、革新的なディスプレイ技術を猛アピール! 製品化されそうなのは…
多根 清史
たねきよし
多根 清史

IT / ゲーム / アニメライター。著書に『宇宙政治の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)がある。

韓国のサムスンディスプレイは、世界最大級のテクノロジー見本市「CES2025」でさまざまなディスプレイ技術を公開しました。実際に製品化される前の高度な技術がアピールされています。

↑画面を引き伸ばすことができるSlidable Flex Duet(画像提供/Samsung)

 

「Slidable Flex Duet」はその一つ。巻き取った画面を引き伸ばせるスライド式ディスプレイです。画面の両側から引き出すと、8.1インチから12.4インチに拡張します。

 

複数のアプリを並べて使ったり、外出先で友達と一緒に映画を観たりする場面では便利そう。約8インチというサイズを踏まえると、このディスプレイはもしかしたらAndroidタブレットに使われるのかもしれません。

 

ほかにも、8インチから17.3インチまで一方向に拡大する「Slidable Flex Solo」や、わずか5.1インチ画面が6.7インチまで垂直に伸びる「Slidable Flex Vertical」など、複数のスライド式ディスプレイが披露されています。

 

その一方、サムスンは2種類の三つ折りディスプレイを展示しています。同社は数年前からコンセプトモデルを発表してきましたが、ちょうど2025年内には三つ折りスマホを発売するとの噂もあることから、注目が集まっています。

 

一つは、S字のようにディスプレイを内側と外側に折り曲げるタイプ。こちらは、世界初の三つ折りスマホとなったファーウェイの「Mate XT」と近い印象があります。

 

もう一つは、「G」の形のように2枚のパネルを内側に折りたたむ方式。折りたたみ画面にかかる負担も少なく、機構も複雑ではないため耐久性は高そうですが、どのような製品に向いているのかは不明です。

 

さらにサムスンは、折りたたむと13.1インチ、広げると18.1インチの折りたたみディスプレイも展示中。2年前にも17.3インチのものを公開していましたが、より大きくなっています。

 

これらは実際の製品に搭載すると高価になりそうですが、ワクワクする技術ですね。

 

Source: Tom’s Guide, Sammobile

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