サムスンは、1月23日未明(日本時間)の新製品発表イベント「Galaxy Unpacked」で次期「Galaxy S25」シリーズを発表するとみられています。このシリーズには新たに超薄型の「Galaxy S25 Slim」が加わり、ラインナップが従来の3モデルから4モデルに増える見通しです。
そんななか、Galaxy S25 Slimらしきベンチマーク結果が見つかり、他の3機種と同じく、Androidスマホ向けとして最高かつ最速のSnapdragon 8 Eliteチップを搭載していることが確認されました。
この情報は人気ベンチマーク投稿サイトのGeekbench Browserで発見されました。型番は「SM-S937U」であり、搭載RAMは12GB、オーバークロック(通常より高い周波数)で動作するパフォーマンスコアを備えていると示されています。
しかし、残念ながらマルチコア性能は低迷しているようです。最上位モデル「Galaxy S25 Ultra」もベンチマークは見つかっていますが、シングルコアスコアは3049、マルチコアスコアは9793。それに対して、Galaxy S25 Slimはシングルコアは3005と善戦しているものの、マルチコアは6945と散々な結果となっています。
おそらく、超薄型のために排熱がうまく行われず、スロットリング(チップの破損を防ぐためにクロック周波数を落とすこと)を起こしているのかもしれません。
それでも、現在Snapdragon 8 EliteはAndroidデバイス向けの最高のチップと言われています。今回のスコアは社内テストの結果と推測されるため、発売までには調整して動作速度が上がると期待したいところです。
Source: Geekbench Browser
via: Wccftech