サムスンが開発中と噂の三つ折りスマートフォンが、次期横折りスマホ「Galaxy Z Fold7」と同時に発売される可能性が高いと報じられています。

韓国の業界誌ET Newsによると、本製品は「2回折りたたむ」方式になるとのこと。つまり、メイン画面の両側に2つのヒンジ(折りたたみ軸)があり、左右に拡張ディスプレイがあるということです。
メイン画面はおよそ6.49インチになるとのことですが、これはGalaxy Z Fold6の外側画面(約6.3インチ)とほぼ同じです。本製品は手紙のように開くことができ、一度に全体の3分の1を折りたためるというもの。フルに広げると、9.96インチものタブレット並みの大画面が現れるそうです。
これはファーウェイの三つ折りスマホMate XTが、折りたたんだときにディスプレイの一部が外に露出するのとは違う構造です。サムスン方式の場合、折りたたみ時には画面が完全に内側に隠れるため、耐久性に優れているはず。
一方で、Sペン(スタイラス)入力には対応しないとのこと。なぜなら、三つ折りとなれば分厚くなるのは避けがたく、薄くするためデジタイザー(画面のうち、ペンの位置情報を検知する層)を搭載しないからです。
サムスン製三つ折りスマホの製品名は、「Galaxy G Fold」になるとの噂もあります。以前、サムスンディスプレイは「Flex G」と呼ばれる三つ折り技術を発表しており、これと同じく左右の両方を両方とも内側に折りたたむ形となるためです。
Galaxy G Foldの生産台数は、約20万台とも伝えられています。サムスン初の三つ折り製品として、まず少量を発売することで消費者の反応を確かめるためとのこと。Galaxy Z Fold SEと同じように、一部の国だけで限定販売されるのかもしれません。
Source:ETNews
via:9to5Google