サムスンは、三つ折りスマートフォンに加えて、大画面を本体内に巻き取ることができるデバイスの開発にも取り組んでいると噂されています。同社は過去に、「ダブル折りたたみ」「マルチ折りたたみ」「巻き取り式」などの製品に取り組んでいると公式に言及したこともあります。

実際に、サムスンは2025年4月15日付で米特許商標庁(USPTO)から巻き取り式スマートフォンの特許を取得しています。この特許の図面をもとに、未発表製品に詳しいDomoAIが、著名リークアカウント@xleaks7と協力し、予想CG画像を作成・公開しました。
この画像では、巻き取り式スマホが「あご」(ディスプレイ下部の枠)以外は非常に細いベゼルを備えていることがわかります。また、ディスプレイの巻き取り機構を内蔵するためか、既存のサムスン製スマートフォンよりも本体が厚くなっているようです。さらに、左上に配置された2つのレンズとフラッシュは、Galaxy Z Flip6の背面カメラデザインに似た配置となっています。
このデバイスには、以下のようなAIを活用した新機能が搭載される可能性があります。
- リアルタイム翻訳:母国語で話すと、相手の返答が即座に翻訳されて画面に表示されます
- メッセージ要約:長文のテキストメッセージを自動で短く整理します
- スケジュール管理:予定の出発時間を通知し、時間に間に合うようサポートします
- 写真編集:不要な物体の除去や色調変更などを簡単に行えます
これらの機能は、画面を広げて使える巻き取り式ディスプレイの特性を活かして、さらに使いやすくなると期待されています。
カメラ機能についても、AIによってシーンに応じた設定の自動調整が行われ、照明やフレーミングも自動化されることで、ユーザーはただカメラを向けるだけで最適な撮影が可能になるとされています。
さらに、ゲームプレイにおいても電力と発熱の自動管理が行われ、デバイス側面に追加のコントロールをを搭載する可能性もあると伝えられています。
ユニークなスマートフォンといえば、現時点ではファーウェイの三つ折りスマホ「Mate XT」が注目を集めています。サムスンの巻き取り式スマートフォンが実際に発売された場合、それを上回る評価を得ることもあるかもしれません。なお、今回公開された予想CG画像では閉じた状態の画面のみが確認でき、完全に広げた状態は不明です。
サムスンには「ポケットに収まるコンパクトさと、タブレット並みの大画面表示」という二面性の両立を期待したいところです。
Source:DomoAI
via:PhoneArena