サムスンのGalaxy S25シリーズでは、Snapdragon 8 Eliteチップのみが採用されていましたが、2026年登場予定の次期「Galaxy S26」シリーズでは、モデルや地域によってサムスン製の「Exynos 2600」または「Snapdragon 8 Elite 2」のいずれかが搭載される見通しです。

最近では、後者の性能に関する情報が初めてリークされました。
Snapdragon 8 Elite 2は、TSMCの第3世代3nmプロセスノード(N3P)で製造されると噂されています。これは、「iPhone 17 Pro」シリーズに搭載される見込みの「A19 Pro」チップと同じ製造プロセスであり、いずれも最先端の技術です。
信頼性の高い中国のリーカー、数码闲聊站(Digital Chat Station)氏は、Snapdragon 8 Elite 2のGeekbench 6による暫定的なベンチマーク結果を投稿。シングルコアスコアは4000点以上、マルチコアスコアは1万1000点以上に達するとされています。これは前世代のSnapdragon 8 Eliteと比べて、シングルコアで約29%、マルチコアで約12%の性能向上となります。
特にシングルコア性能では、A19 Proチップの推定スコアと互角であり、マルチコア性能ではA19 Proを大きく上回る結果となっています。
さらに、Snapdragon 8 Elite 2は「Adreno 840」という新しいGPUを搭載し、16MBのグラフィックスメモリも備えているとのこと。これにより、前モデルから大幅なGPU性能の向上が予想されます。
もしこの情報が正確であれば、Androidデバイス向けのチップセットが、初めてAppleのフラッグシップiPhoneチップのCPU性能を上回ることになります。なお、Galaxy S25に搭載されたSnapdragon 8 Eliteチップは、GPUの性能面ではすでにiPhone 16 Pro MaxのA18 Proを上回っています。
Galaxy S26シリーズには大きな期待が寄せられますが、これほどの高性能を実現するには、チップの製造コストも上昇する可能性があります。ユーザーとしては、なるべく価格が抑えられることを願いたいところです。