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2017/6/15 19:32

えっコレが無線LANルーターなの!? TP-Linkから新発想のWi-Fiシステムが登場

ティーピーリンクジャパンは6月12日、家中をWi-Fiで覆う「オールカバーホームWi-Fiシステム」を搭載した無線LANルーター「Deco M5」を発表しました。本製品は中継器としての機能を兼ね備えており、複数ユニットを使用することによって広い範囲で快適なネット環境を実現。3台利用すればその範囲はなんと420㎡に及び、大きな家に住んでいてもカバーしきれるほどです。

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↑無線LANルーターらしからぬフォルムも特徴的なDeco M5。6月22日発売で、参考価格は3ユニットセットで3万3080円。保証期間は3年間です

 

いつでもどこでも最適な通信を実現

M5の通信速度は、5GHzで867Mbps、2.4GHzで400Mbpsを実現。4つの内蔵アンテナに加え、MU-MIMOに対応しているので複数の端末を同時に接続する場合も安定的に利用できます。中継器でMU-MIMOに対応するものは少ないので、この点こそM5が中継器を兼ねるうえでの最大の利点と言えるでしょう。具体的には、M5単体+中継器の場合、中継器から受けたWi-FiはM5同士を接続した場合に比べて同時接続時の快適度が下がってしまう可能性が考えられます。

 

さらにメッシュネットワーク技術を実現する「TP-Link ART」に対応しており、複数台のM5を設置した場合にはどの無線LANルーターからWi-Fiを受け取れば良いかを判別し、最も快適で強い信号へ接続してくれます。また、家中を移動しながら利用していて無線LANルーターが切り替わった場合でも、途切れたり不安定になったりすることなく接続し続けることができます。

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↑M5は螺旋をイメージしたフォルムになっており、これまでの縦長な無線LANルーターのイメージを一新。設置が安定することに加え、部屋の印象を大きく変えないのも置き場所を選ばない理由です

 

アプリで制御できるセキュリティ機能

本製品のもうひとつの大きなポイントが、トレンドマイクロ社の技術を採用したセキュリティ機能「TP-Link HomeCare」が3年間無料で提供されるという点。常にウイルスなどのデータを更新しており、毎日10万以上の脅威を防ぎ、ウイルスの侵入をブロックしてくれます。もし感染をしたとしても、15分以内にその感染したサイトをブロック。さらに感染した端末をホームネットワーク上から隔離して被害の拡大を防ぐといいます。

 

また、保護者向けの制限機能も用意されており、年齢的に閲覧がふさわしくないサイトをブロックしたり、子どもの端末が接続できる合計時間や時間帯に制限を設けることも可能。これらは専用のアプリ「Deco」から一括で管理することができます。

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↑アプリではセットアップからセキュリティの設定、使用状況の確認などが手軽に行えます

 

そのほか、アプリ「Deco」では使用目的や端末ごとに接続帯域の優先度を設定可能。例えば、ゲームをよく利用するメインマシンを最も快適に通信できるように、といった設定が行えます。こうしたカスタマイズに加え、複数ユニットで広大なカバー域を実現する本製品は、「リビングでは快適にネットができるけど、寝室ではちょっと繋がりにくい」というような、場所によってネット環境が変わってしまうことにお悩みの方にとって有効な解決策にない得るでしょう。