スマートフォンでの通話が“かけ放題”プランは、3大キャリアやMVNOなど通信各社から提供されていますが、その内容は大きく2つに分けられます。ひとつが、まったく制限がなく、誰にでもいつでも何時間でも話せるフルかけ放題。もうひとつが、5分や10分以内の短い通話であれば何回でもかけ放題になる時間限定のかけ放題です。
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フルかけ放題は、時間やかけ先の制限がないので便利ですが、そのぶん月額利用料金が高く、不特定多数のかけ先にかなりの長時間電話をしないと元が取れにくくなっています。一方、時間制限のかけ放題は、制限時間が近づくと、いったん電話を切らなくてはならないというわずらわしさがあります。
そこで、MVNOの「OCNモバイルONE」を提供するNTTコミュニケーションズが打ち出してきたのが、新オプション「トップ3かけ放題」(月額850円)と「かけ放題ダブル」(月額1300円)です。トップ3かけ放題は、ひと月のあいだに通話料金が発生したかけ先トップ3への通話料金が無料になるシステム。
指定したかけ先への通話が無料になるというサービスは以前からありましたが、このプランの特徴は、通話料金無料が適用されるかけ先が、通話料金の多い順から上位3番号が毎月自動的に決定される点にあります。つまり、わざわざかけ先を設定しなくても済み、相手の番号が変わったときなども、再設定が不要となります。
また、一般的なプランでは無料通話となるかけ先を設定しても、設定の翌月からの対応になることが多く、即時対応が難しい場合があります。OCNモバイルONEの「トップ3かけ放題」なら、恋人ができたらすぐに無料通話で話せるようになりますし、破局しても相手の番号を解除する手間もないというわけです。
また、同社の調査によると、携帯電話ユーザーの使用実態として、上位3名への通話が通話全体の約6割に集中するということなので、上位3名が無料になると、通話料金の軽減は目に見えてわかるようになります。ちなみに4位以降の通話は10円/30秒の従量料金です。
よく電話する人には「かけ放題ダブル」がオススメ
もうひとつの「かけ放題ダブル」は、従来から用意されていた、すべてのかけ先への電話が10分まで無料となる「10分かけ放題」(月額850円)と、先述の「トップ3かけ放題」を組み合わせたもの。すべての人が対象となる10分かけ放題を適用しつつ、トップ3かけ放題と同様に、発生した通話料金が高い上位3人の通話料金を無料にするオプションです。上位3人の通話料金は、トータルの通話料金ではなく、10分かけ放題の超過分に対しての適用となります。
電話をかける先があまり多くない人や、一回の通話時間があまり長くならない人には利点が少ないですが、仕事で電話をフル活用していたり、家族や友人と長電話をすることが多い人にはメリットがあるといえます。自分の通話スタイルを考えて、どのオプションが自分に合っているか検討してみるといいでしょう。
新たな通話オプションが用意され、さらにお得に通話ができるようになったOCNモバイルONE。MVNOを検討したいけど、通話料金が気になる……という方は、ぜひ新オプションをチェックしてみて下さい。
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