みなさん、OPPO(オッポ)という名前をご存知ですか? 私はつい最近知ったのですが、初めてOPPOの名前を聞いたとき、「なにそれカワイイ」という印象でした。しかし、よくよく聞いてみると、“アジアでNo.1”、そして“グローバルでNO.4”のシェアを誇る、中国のスマホメーカーでした。
早速、“カメラフォン”とも呼ばれるOPPOスマホの真骨頂であるカメラ機能をメインに、R11sを1週間使ってみた様子をご紹介します。結論から言うと、「とりあえず、R11sを持ってれば、自撮りもインスタ映えもバッチリ」の1台でした。
ビューティモードで自然に“盛れる”
R11sの1番の魅力は、2000万画素のインカメラ。しかも、R11sは、「A.I.ビューティセンサー」という美顔技術を搭載しており、被写体の性別や年齢、肌の色などを分析して、200万以上のデータからその人にとっていちばん良い補正をしてくれるんです。
このビューティモードでは、ナチュラルに、肌がつるんときれいに撮れました。すっぴんでもこわくない、とさえ思える補正具合です。よくある美顔アプリのように、加工や補正によってまわりの空間がゆがんだりすることなく、肌や目がきれいに補正されるのはうれしいところ。“自然”な仕上がりというのも高ポイントです。
もちろん、このビューティーモードは男性にもオススメ。一般的な美顔アプリでは、男性も女性と同じように補正するので仕上がりが不自然になってしまいますが、R11sの場合は、肌はなめらかにしつつも、男らしさの象徴でもある眉毛やヒゲはあえて活かして処理が施してくれます。ただし、補正具合は3以上になるとやりすぎ感が出るので、1~2あたりがおすすめ。
日中の自撮りの仕上がりには満足ですが、夜間の場合はどうでしょうか。夜間や暗い室内で撮影すると、顔のあたりが暗くなりがちですよね。しかし、ビューティモードで撮影すると、夜でも顔はしっかり明るくきれいに撮れました。
おしゃれな背景ぼけでインスタ映えを狙う
R11sの背面にあるメインカメラは、1600万画素と2000万画素の2つのカメラによる“デュアルカメラ”を搭載。デュアルカメラは、機種やメーカーによってどのように活用するのかが異なりますが、R11sの場合は撮影する場所の明るさによって使い分けるというパターンを採用しています。日中や明るい場所などの普段使いでは1600万画素のカメラを、夜景や暗い室内などの暗所で撮影するときは2000万画素のカメラを自動で切り替わる仕組み。
個人的にとくに気に入ったのが、「ポートレートモード」。背景をぼかして被写体を際立たせることができ、インスタ映えするおしゃれな写真が撮れるんです。
ワンタッチで2倍にズーム撮影できる機能も便利です。スマホでズーム撮影をすると画質が粗くなることが多いのですが、R11sはきれいな画質のままでぐっと近づけます。
とことんインスタ映えを狙いたい! おしゃれに写真を加工したい! という人におすすめな機能が、「エキスパートモード」です。このモードでは、デジタル一眼カメラのようにホワイトバランスやシャッター速度などを自由に調整できます。使いこなすにはカメラの知識が必要ですが、より凝った写真を撮影できるようになりますよ。
真っ赤なかわいいカバーが付属でついてくる!
普段iPhoneを使っていると、どうしてもAndroidスマホの使い方に戸惑うのですが、R11sは下からスクロールすると操作パネルが表示されるなど、iPhoneに似ている点があって使い勝手がいいと感じました。
次に注目したいのが、付属の真っ赤なスマホカバー。一般的に、スマホの付属品といえば充電ケーブルくらいしかありませんよね。しかしこのR11sには、なんと初めから本体のカラーに合わせたスマホカバーがついてくるんです。
正直、第一印象は、「赤が強すぎじゃない?」と思いましたが、見慣れるとさほど気にならず、むしろ愛着が沸いてきました。道を歩いていて、真っ赤なスマホカバーを付けている人もあまり見かけないので、個性的でいいかもしれません。カバーの手触りはぴたっとしていて、すべらずに手にフィットします。ちなみに、赤はちょっと……という人には、ほかにもブラックとゴールドの2色があるので、ご安心を。
ふたつ目は、「顔認証」でのロック解除です。最近、iPhone Xの顔認証搭載が話題になりましたが、なんとこのR11sにも搭載されているんです。普段iPhone 8を使用している私は指紋認証で満足していましたが、いざ顔認証でのロック解除を体験してみると……早い! 便利! ラク! と、すっかり気に入ってしまいました。スマホをチラ見するだけで、瞬時に画面が開く。顔認証のスピードに驚きました。
なお、自分の顔写真を使ってロックが解除されるか試してみましたが、解除はされませんでした。しかし、顔が似ている人や写真で解除できてしまう可能性もあるそうなので、その点はご留意ください。
カラバリは、シャンパーニュ(ゴールド)ブラック、レッドの3色展開で、価格は5万7980円(税抜)。ビックカメラとヨドバシカメラで発売中です。
安価な端末が多いSIMフリースマホのなかではややお値段が張りますが、インスタ映えや自撮りというキーワードが気になる人にはとくにおすすめな1台。この価格に見合うかどうか、ぜひ一度、店頭でカメラ性能に触れてみてはいかがでしょうか。