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2018/3/19 19:45

スマホのAIって何ができるの?LG「V30S ThinQ」からトレンドの一端を探る

いまのスマホのトレンドってなんだろうか――。背面に2つのカメラがあり、縦長のディスプレイで大画面だけど幅が広すぎずに持ちやすい。インカメラには美肌加工が標準搭載されている。こうした特徴をもつ機種がずらっと市場に並ぶ。そして、もう1つポイントを挙げるならAI機能は外せない。

 

去る2月下旬から3月初旬にかけて、スペイン・バルセロナではモバイルの祭典「MWC(モバイルワールドコングレス)」が開催されていた。業界的には、様々なメーカーがグローバルに新製品をお披露目する注目のイベントだ。同会場に展示された機種のなかには、やはりAI機能をウリにした製品も見受けられた。

 

 

LG「V30S ThinQ」の概要について

本記事でフォーカスしたいのは、LG Electronicsだ。同社は、大規模な発表会は設けず、グローバル向けに新モデルの情報をひっそりと発表した。新端末の名称は「V30S ThinQ(シンキュー)」。国内でも販売されている「V30」シリーズの最新モデルで、本年1月に米ラスベガスで開催されたCESで同社が発表した新開発のAIプラットフォーム「ThinQ」と連携する。まずは3月ごろに韓国で発売される予定だ。

 

↑「V30S ThinQ」。見た目は「V30+」と近い

 

端末の外観は、従来機「V30+」とほぼ同じ。スペック面でも大きな違いはない。6.0型のアスペクト比18:9となる有機ELディスプレイを搭載。サイズはD75.4×H151.7×D7.3mm、質量は158gとなる。

 

↑背面カメラは、1600万画素/F1.6/画角71度の標準レンズと、1300万画素/F1.9/画角120度の広角レンズを搭載するデュアル仕様。前面カメラは、500万画素/F2.2/画角90度の広角レンズを搭載する

 

チップセットにはSnapdragon 835を採用。6GB RAM+128GB ROMが基本となり、上位モデルも展開する。外部メモリは最大2TBまでのmicroSDをサポート。オーディオに関しては、Quad DACを搭載し、高音質再生を楽しめる。

 

↑カラーバリエーションは、「New Moroccan Blue」と「New Platinum Gray」の2色に絞られた

 

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