最近出た製品のなかから、特に注目度の高いアイテムを各分野の専門家がこってりとチェック! カタログではわからないホントの使い勝手や予想外の特徴などを、「Runners Pulse」編集長の南井正弘さんがホンネで語ります。ここではエプソン リスタブルGPSをピックアップ。ランニング/ジョギング時のデータ測定の心強い相棒になるはずです!
脈拍センサーを内蔵しながら、約52gという驚きの軽さ!
操作性も良くて初心者でも使える高機能モデル
エプソン
リスタブルGPS
SF-850PB(左)/PW(右)
各4万860円
ランニング時の走行距離やペースなどを高精度に計測、記録する人気GPSギアの最新モデル。新たに最大酸素摂取量「VO2Max」推定計測機能を搭載し、心肺機能の強さも測れるようになりました。また日常の活動量も手軽に測れます。
高機能だけど軽量で装着感も抜群の一台
筆者はこれまで10機種以上のランニング用デバイスを使ってきました。そのうえで本品を身に着けて感じたのは、その軽さです。52gと現在メインで使っているモデルと比べて20%軽い! 脈拍センサーが内蔵されているのに、この軽さは驚きです。加えて、ベルトも柔軟でフィット感が高く、ラン時も快適な装着感が味わえました。
もうひとつの長所は、GPS機能。屋外での衛星情報の受信に時間がかかると、特に寒い冬は「今日は走るのを止めようかな……」と思ってしまいがち。その点、同モデルは他ブランドモデルと比較して受信が非常に速いのがありがたいですね。さらに精度も高め。内蔵の高性能ストライドセンサーも相まって、距離表示が10m単位ではなく1m単位なので、一歩一歩のストライドごとに距離が蓄積されていきます。1m単位の計測は、モチベーションのアップにもつながるのがうれしいです。
ランデバイスは海外製品が多いなか、本品は安心の日本ブランド。操作性は良いし、インターフェイスもわかりやすく、初心者でも気軽に使えるハイエンドモデルです。
VO2Maxの推定計測機能を新搭載
装着して走行するだけで、VO2Maxの推定値を計測可能。その数値からマラソンタイムを予測できるので、トレーニングのモチベーション向上にも役立ちます
日常生活の活動量も手軽に計測できる
日常生活における脈拍数と活動量の計測も可能。消費カロリーや歩数、心拍ゾーン、睡眠状態などを可視化して、運動時以外の健康管理をサポートしてくれます
脈拍センサーにより心拍トレーニングが身近に
独自開発のベルトは適度に伸縮して装着感良好
【SPEC】
●防水機能:5気圧(50m)防水
●動作時間:約20時間(GPS&脈拍計測オン時)~約16日間(GPS&脈拍計測オフ時)
●最大計測記録時間:約100時間(GPS計測時)
●充電時間:2.5~3.5時間
●サイズ(厚さ)/質量:14. 2mm(センサー部除く)/約52g
【URL】
エプソン http://www.epson.jp/
SF-850PB/PW http://www.epson.jp/products/wgps/sf850p/